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活動報告 立体造形 8ページ目

積み木あそび

 親子幼児クラス 造形 個人制作 2018年9月3週目
 
大きさや色の関係性のある細長いカラフルな積み木で遊びました。1つの台の上にみんなで作ることで自然とつながり、調和した大きな作品ができました。

始めに先週同様、平面に積み木を組み合わせていろんな形を作りながら、見立てて遊びました。前回と違い直線だけで具体的なものを作るのは難しいのですが、描いたのもがイメージできる形をうまく表現していました。次にみんなで1枚の板の上に積み木を積んで遊びました。それぞれ好きなように積んでいるうちに、横へ縦へと大きくなっていくのを見て、自然とつなげたくなったようです。何度も倒れたり、直したりを根気よく繰り返しながらみんなで作った大きな作品を眺め、どの子も満足そうな表情をしてました。

 

木っ端のマリオネット

 小学生クラス 造形 個人制作 2018年9月2・3週目
 
いろいろな道具を使って活動しました。完成までの複雑な工程を、じっくりと試行錯誤しながら取組めるよう、2週続けて1つの制作に取り組みました。

まず初めにあらかじめ作っておいたマリオネットを「こんにちは!」と取り出して見せました。みんなで遊んでみた後に様々な形の木っ端を見せて、「これで動かして遊べる好きな形のマリオネットを作ってみよう」と伝えると、子どもたちはわくわくした表情で取り掛かりました。人間や動物、ロボット、乗り物、建物などそれぞれが自由にイメージを膨らませていました。

作りたい形が決まったら、可動部分に手動ドリルで穴を空けてヒートンをねじ込みました。入らない時はキリで下穴を空けたり、ねじ込む時はペンチを使ったり、子どもたちは普段あまり使うことのない道具を工夫しながら使いこなし、意欲的に取り組んでいました。全部取り付けられたら合体させて、さらにマリオネットのひもを付ける為のヒートンもつけました。だいたいの子がこの辺りで1週目の活動を終えました。


2週目が始まる際は早く続きをやりたがる子が多く、活動時間の前でも来た子からどんどん始めました。

形が出来たら色を塗りました。いろんな色で塗りたい子は白いペンキで下塗りしてから好きな色で塗りました。木の色合いが気に入った子はニスを塗りました。最後に棒を選び、紐で作品と棒を結んで繋げました。紐を結ぶのが初めての子も、一生懸命取り組んでいました。

紐がついて完成した作品をあやつり、手足が動く様子を見ると喜びが大きく、楽しそうに歩かせる練習をしたり、いつまでも作品で遊んでいたりとその子にとってとても愛着のある作品になっている様子でした。


 

へんてこどうぶつ?!

 親子幼児クラス 造形 個人制作 2018年9月2週目
 
具体的なイメージにとらわれずに発想が広がるよう、へんてこへんてこ…と、不定形ないろんな形を組み合わせて、個性豊かないろんな作品が誕生しました。

最初に読んだ絵本から得たイメージをもとに、ベニヤ板を組み合わせていろいろなものを表現しました。大小様々な形にカットしたベニヤは、少し組み合わせを変えるだけでも、全く違った形が出来上がります。子どもたちは色々と並べてみながら、自分の好きな組み合わせを探していました。
親子クラスはベニヤを貼り合わせてから色塗りをし、幼児クラスはベニヤをバラバラのまま色を塗ってから貼り合わせました。最後におはじきで目などを表現すると、自分だけのへんてこどうぶつの完成です。それぞれとても個性的で、心なしか作った子どもたちに少し似ているような、可愛らしい作品がたくさん誕生しました。


 

水の上に浮かぶオブジェ

 小学生クラス 造形 個人制作 2018年8月1日活動
 
素材をどう組み合わせるか、どんなふうに作りたいか考え、試しながら組み合わせ、何度も試行錯誤しながら、自分のイメージしたものを形にしました。
 
水の入ったタライを用意しておき、あらかじめ作っておいた船の形をした作品を見せました。みんなの前
で水に浮かべて見せて、「今日は色んな素材を組み合わせて、水の上に浮かべて遊べる作品を作ろう。みん
なは何を浮かべてみたい?」と提案すると、子どもたちはわくわくとした表情で話を聞いてくれました。

まず四角い発泡スチロール板を発泡スチロールカッターで好きな形に切り、それをベースに様々な素材を組み合わせて好きな形を作っていきました。今回は木っ端、針金、スポンジなど10種類以上の様々な素材からそれぞれ気に入ったものを選びました。さらにそれがちゃんと水に浮くのか、途中で実際に水に浮かべて試しながら工夫を繰り返していました。形が出来たら素材を工夫しながら接着剤で貼り合わせて、色を塗りました。色調の違う2種類の絵の具から,それぞれイメージに合うほうを選んでじっくりと彩色していました。作品について尋ねると、望遠鏡や水の中を調査する機械がついていたり、魚やくまの形をしていたりと、発想が楽しくどれも素敵なものばかりでした。


できた作品は、大きなビニールプールを膨らまし、水を溜めて作品を浮かべて遊びました。

中には最後びしょ濡れの子もいて水遊びを満喫しているようでした。今回は素材をどう組み合わせるか、浮かせるにはどうしたらいいか、色塗りや細かいパーツを工夫することなど、みんなそれぞれ自分が気になったことを探求していました。いつもより長い活動時間でしたが、子どもたちは終始生き生きと楽しそうな様子でした。


 

紙粘土のレリーフ

 造形 個人制作 2018年7月2週目
 
親子は自由に素材の形を変えたり、色をつけたりと遊びながら、幼児・小学生はモチーフを見て感じたままを1枚の板の上に粘土を使って表現しました。

幼児、小学生クラスは最初に果物の絵本を読んでから、布に包まれた果物を触って当てっこしました。布の中にはキウイ、グレープフルーツ、ネクタリン、その他小玉スイカ、メロン、ドラゴンフルーツなど、その中には半分に切ったものもありました。子どもたちはたくさんの果物の中から気に入ったものをまず木の板に木炭でデッサンしました。触ったり匂いを嗅いだりよく観察したりしながら、感じたままに自由に描きました。今回はそこにすぐ絵の具は塗らず、粘土で膨らみを作りました。

紙に描いた絵は平面ですが、実際の果物は立体で表面にもでこぼこ凹凸があります。今回はその部分を表現し易くするために、木の板に粘土を貼り付けました。膨らませたいところに粘土が貼れたら、絵の具の発色を良くする為に白いペンキで全体を下塗りし、好きな色を塗りました。本物そっくりの色を目指してこだわって塗った子もいれば、心が向いた色を塗った子もいました。子どもたちが一生懸命向かい合った作品からは新しい発見や豊かな感覚が溢れ、出来上がりには何度も驚かされました。


親子クラスは同じ素材でモチーフを使わず、自由に遊びながら組み合わせて描きました。

最初に粘土を出して見せるとすぐに遊び始めました。触って感触を確かめながらちぎったり好きな形にしたり動かしたりしていました。たくさん遊んで形が変わった粘土を木の板にボンドで貼り、絵の具で色を塗りました。今回は保護者の方にも粘土と木の板をお渡しし、大人も子どももみんなそれぞれが気になったことを深めながら和やかな雰囲気で楽しく活動することが出来ました。


 

大きいダンボールであそぼう

造形 集団制作 2018年6月2週目
 
全身を使って、四角柱の形体を感じました。大きい四角柱のダンボールで思いっきり遊んだり、組み合わせたり変化させたりして、制作を楽しみました。
 
幼児・小学生クラスは、はじめに穴の中に入っていく絵本を読んでから、ダンボールの穴で遊びました。くぐったり立てて中に入ったり、積み重ねてみたりと、それぞれ思い思いにダンボールで遊んでいました。ひとしきり遊んだ後、「繋げてひとつにしてみんなで遊ぼう」と提案すると、子どもたちはどんなものを作りたいか、どんなふうに組み合わせるか、相談しながらカラークラフトテープで繋げていきました。


幼児はトンネルにしたり、小学生はお家や坂にしたり、それぞれみんなで工夫しながら作っていました。

形が出来てきたところで遊んでみると中が暗くなったので、みんなで好きなところにダンボールカッターで穴を開けていきました。気に入った形や大きさに切るのは難しいのですが、一生懸命切りだしていました。
心ゆくまで穴を空けた後は、みんなで色を塗りました。今回の絵の具はテープとも相性が良く、色んな色がたくさん重なって終わる頃は大きなオブジェのようにも見えてとてもかっこよかったです。最後はみんなで、クラスによっては壊れるまで遊びました。ダンボールという身近な素材と改めて向き合い、遊ぶことと作ることを一体にして全身で楽しんでいるように感じました。


親子クラスは最初に色んな穴が出てくる絵本を読んでから、ダンボールの穴で遊びました。

思い思いに遊んだ後、好きな色で塗ったり切ったりしました。体を動かして遊んだり作ることを楽しんだりする子どもたちを保護者の方とサポートしながら、ただのダンボールはどんどん変化して、最後はそれぞれに、中に入れるお家のような作品が出来上がっていました。


 

木端のオブジェ

造形 個人制作 2018年6月1週目
 
自分で選んだ木端を自由に組み合わせてオブジェを作りました。シンプルな四角柱の組み合わせから、多種多様な表現ができることを体感しました。
 
5月3週目の活動は積木の活動でした。今回はその時と同じ素材である木材を使用して、つながりのある活動を展開しました。まずはオブジェを作ることを意識せずに、色々な大きさの四角柱の木端に触れ合い、自由に遊んでみました。触っているうちにだんだんと積み木の時の感覚を思い出したようで、色々な木端を合わせたり、積んでみたりと遊びやイメージが広がっていったようでした。


その後、遊んでいくうちになんとなく頭の中で広がっていったイメージを、オブジェとして表現することにしました。

親子・幼児クラスは大き目の立方体や直方体、平たい板などから1つ選んで作品の土台に、小学生クラスは自分の作りたい形を考えてから、色々な大きさにカットされたプラ段の中から好きな土台を一つ選び、それぞれその上に自由に木端を組み合わせてボンドで貼り付けていきました。貼り付けた後には、今回は木端の木目を生かせるように、アクリル絵の具を薄めた液で色を着けていきました。思うがままに筆を動かして色を塗ってみたり、上からスポイトで絵の具をかけてみたり、細い筆を使って細かく色を塗ってみたりと、自分の作品に合わせて様々なやり方で色塗りを楽しんでいきました。

最後に小さい木端やチップなどを飾り付けると、それぞれのイメージが目に見える形に表現された、一人ひとり違う個性的なオブジェが出来上がりました。今回の作品は、積み木などと一緒に遊んだり飾ってみたりすると、同じ木材同士とても相性が良いです。どうぞご家庭でも素敵に飾って、楽しんでみてください。


 

積み木あそび

造形 集団制作 2018年5月3週目
 
円柱と四角をつなぐ活動です。テーマに基づきみんなで1つの世界を作りだすことで、つながりあうことの必然性、心地よさを、自然と感じていました。
 
小学生クラスは、「大きな丸い台の上に積み木で何を作りたい?」と聞いて、みんなで相談し合ってからそれぞれ作り始めました。お城や街や円筒状のドームをみんなでわいわい作ったり、好きなものを作りたい子も、他の子の作品とつながる楽しさに出会えるように、丸い台を意識して作りました。みんなの勢いは時にはその丸い台を飛び出して、終わりの頃はアトリエにはすっかりみんなの世界が広がっていました。


幼児クラスは、いろんなケーキが出てくる絵本を読んでから、「大きな丸い台の上にケーキを作ってみない?」と誘いました。

みんなの発想のきっかけになればと提案したイメージに、子どもたちは嬉しそうに、乗ってきてくれました。みんなで大きなケーキを作るか1人で作るか相談して、それぞれ作り始めました。積み木の土台が出来てきたころに、「果物やクリームはいかが?」といろんな色のモザイクを出すと、作品のイメージに合わせて飾っていました。大きなケーキはみんなの夢が詰まっていて、食べたら素敵な味がしそうなケーキでした。なかには登れるようにはしごや階段が付いている子もいて、とてもユニークで見ている方も楽しくなるケーキでした。


親子クラスはいろんな丸い動物が出てくる絵本を読んでから、小さな円台に積み木を乗せたりして遊びました。

積み木を積んだり投げたり落としたり、それぞれ自由に積み木と触れ合っていました。その後、個々の円台や作品を積み木で繋げてそこにビーズを流し入れました。坂を登ったりビーズを転がしたり、みんな生き生きとした表情で遊んでいたのが印象的でした。




円柱石膏のオブジェ

造形 個人制作 2018年5月2週目
 
素材で遊びながら制作しました。選んだ色や意図して描いた模様が動かすことで変化し、予想のできない新しい形や、模様ができる様子を体感しました。
 
まずは前週に作ったパンを思い出しながら、色や形が似ている円柱の積木で遊びました。並べて転がしたり、たくさん積んでみたり、円柱の特性を存分に活かしながらそれぞれしたい遊びを展開していました。たくさん遊んだ後には、途中から遊びに出てきた透明円柱ケースを使っての制作を行いました。

親子クラスはケースの中に絵の具の薄め液で色をつけた後に石膏液を流し込みました。更に上から絵の具を垂らして竹串で混ぜてみたり、色砂・ビーズ・グリッターなどを入れてみたり、石膏がだんだん硬化していく様子を実際に目や手で感じながら遊んでいる内に、素敵なオブジェが出来上がりました。


幼児・小学生クラスはケースの内側に絵の具で模様を描き、その中に石膏を流し込みました。

いつもなら硬化するまで放置する所を、今回は最初に積木で遊んだように「転がす」という動きを与えてみました。
幼児はたくさん転がしたり、大事に抱えたり、はたまた放置してみたり…そうして出来上がった作品は、その子のやり方によって出来上がりの形が一人ひとり変化した、ユニークなものとなりました。
小学生は予め筒状の作品をみせ、まずは素材や作り方を一緒に考えていきました。作り方を当てるのがなかなか難しかったようで、ケースの中央に何か別の円柱型のものを入れる・内側の側面に石膏液を塗るなど色々な予想が出ましたが、「ケースにある動きをさせると…」というヒントで、転がすという答えにたどり着けました。どのクラスも、使う素材も基本的なやり方も同じでも、各々の動きの個性で面白い作品がたくさん生まれた活動となりました。


 

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