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活動報告 平面造形

円錐のオブジェ

 親子幼児クラス 造形 集団制作 2024年12月2週目
 
三角を感じる円錐で遊んだり、制作工程のなかで素材を立体から平面、平面から立体に形を変化させたりすることにより、その形態を体得しました。
 
1週目の三角錐からのつながりで、今回は円錐をモチーフに制作しました。発想が広がるよう季節の題材を作るのではなく、円錐からイメージしたものを自由に作りました。三角形で成り立つ三角錐と違い、上から見ると円、横から見ると三角形、曲線で模る円錐の性質は、とらえにくい形です。親子幼児クラスは大きな円錐に入ったり、描いた半円を巻き付けたりすることで全身で感じました。みんなで自由に好きな色を重ね、イメージしたものへと装飾を楽しみながら、大きなオブジェができていきました。


 


光のオブジェ

 全クラス 造形 集団制作 2024年12月1週目
 
それぞれが描いた作品を組み合わせて魔法をかけると…。平面と立体の関係性、個々の作品がつながり1つの調和した作品ができることを体感しました。
 
先月の活動を振り返り、白い三角形の障子紙を見せました。「真っ白だけどどうしよう?」子どもたちに投げかけると、色を塗りたい、貼りたい、飾りつけしたいと、経験によるいろいろな制作イメージを聞くことができました。用意しておいたカラフルなローズウィンドウペーパーという薄い紙を使った制作内容が、子どもたちの表現方法とつながったようです。ちぎる貼る、色ボンドを塗る、にじませる。好きな工程を楽しみながら、重ねるごとに変化していく作品を工夫しながら制作していました。
最後にできた作品を1つの三角錐に組み合わせ、ライトを灯して鑑賞しました。
電気を消すと、暗闇の中にそれぞれの描いた三角の色が調和して優しく浮かび上がりアトリエの中に幻想的な世界が広がりました。作品は、光が透けるような場所に飾ったり、ミニ三角錐を作ってランプシェードを作ったりして、ご家庭でも生まれる美しい光の作品を楽しんでみてください。


 


ロウのステンドグラス

 親子クラス 造形 個人制作/幼児小学生クラス 絵画 2019年0月1週目
 
線を組み合わせて作った形に、色のついた液体ロウを流し込み、カラフルな模様を描きました。素材の性質や変化の面白さを味わいながら制作しました。
 
今週も線をつなげて描く活動です。先週のストローを見せた後にいろんな長さがある黒い棒を見せました。「れんけつがっちゃん!」絵本のイメージから線をつなげ、箱の中を分割しました。「お部屋ができるとお客さんが来るよ」と話すと楽しみな様子で棒をつなげ、お部屋を区切っていました。お客さんとはカラフルな液体のロウです。好きな色を好きな場所に、それぞれのイメージを意識しながら流し込んでいました。  
小学生は作品を見せてイメージを作り、仕切りの棒の色を黒、金、銀から選んで塗るところから自分でやりました。ステンドグラスみたいな雰囲気を意識して、しっかりと仕切ったり、あえて少し空けてみたりとそれぞれ考えながら制作していました。
最後に固まっているかドキドキしながら裏の紙をはがしました。光に透かすととても綺麗で、それを子どもたちが嬉しそうに眺めていたのが印象的でした。


 


絶縁テープで描く三角模様

 親子幼児クラス 造形 集団制作 2024年11月1週目
 
線と線が組み合わさることで、描かれる形を意識しながら描きました。
前回、空間を線でつなげ立体に描いた経験を、平面に描くことで深めました。
 
親子・幼児クラスはダンボール板に黒い絶縁テープの線を使って描きました。絵本に出てきた三角を探しながら、予め描いておいた三角の線から、形を意識して広げていきました。この間のクモの巣みたいと、つながりを感じながら取り組んでいました。テープ貼リが楽しかったようで、線は板の上ではとどまらず、周りにどんどん楽しそうに広がり描かれていくクラスもありました。できた形をカラフルな絵の具で塗りました。幼児だけでなく親子クラスでも形を意識して、自然と丁寧に塗っていく様子がみられました。最後まで分割を意識して描いた幾何学模様、手足全身を使ってダイナミックに描かれた模様。それぞれの制作から個性的な作品が出来上がりました。制作を楽しみできた達成感が、子どもたちの表情から感じられました。


 


遊びながら描く

 小学生クラス 造形 集団・個人制作 2024年11月1週目
 
遊びながら描くことや、作品を自分のイメージでアレンジしながら描く経験ができるよう、小学生は点と点をつなぎ、線を組み合わせて三角を見つけていく「陣取りゲーム」をしながら三角模様を描きました。
 
いつもと違う活動の展開に、それぞれ頭を使い、線をつなげて三角ができていくことを、体感できた様子でした。ゲームの後は作品をみんなで分け、描かれていた線を活かし書き足してから彩色しました。きれいに色面分割して塗ったり、出来た三角を何かに見立てた作品を作ったりと、それぞれの三角が美しい作品へと仕上がっていきました。


 



ベニヤで描くオリジナルミラー

 全クラス 造形 個人制作 2024年10月2週目
 
不思議な雰囲気の絵本の導入、素材の形からイメージを広げ制作しました。それぞれある素材の中で組み合わせを考え、自分の好きな形を表現しました。
 
「BOO!」という言葉だけのおばけがでてくる絵本から取り出したように制作の土台を見せました。親子はのぞいて楽しめる穴の開いた形、幼児は形から想像が広がるよう、シンプルな形、小学生は自分のイメージで切って好きな形を作れる板と、クラスに合わせた土台です。いろいろな形のベニヤ板のパーツを選んで貼り合わせて、好きな形を描きました。鏡でしょ。と映るのはわかっているはずなのに、「できたら魔法がかかるかな?」とワクワクした様子で取り組んでいました。最後に、鏡の保護シートをはがしたりして完成です。「BOO!」どんなふうにできたかな?ドキドキしながら鏡をのぞき込み、自分の姿が映るとみんなの顔から思わず笑みがこぼれました。何度ものぞき込んだり、お家の方に嬉しそうに見せたりしている表情がとても印象的でした。


 


アルミホイルレリーフ

 全クラス 造形 個人制作 2024年9月2週目
 
身近な素材を組み合わせて描きました。素材を組み合わせていくことで、模様が変化し、新たに描かれた作品との出会いを楽しめるよう活動しました。
 
アルミホイルを使い、メタリック素材の風合いを活かした作品を作りました。一本の線は動かすだけで、さまざまな形が描かれます。さらに組み合わせることで、変化し、複雑な模様へと変化していきます。その成り立ちを体感できるように、1本のたこ糸と、十分触れ合ってから制作しました。創造力豊かな子どもたちの手にかかると、形が作られるだけでなく、なわとびやあやとり、釣り竿に。いろいろな遊びへと展開していました。遊びを通して感じた素材のイメージを、台紙の上に他の素材と貼りわせて構成しました。さらにアルミホイルをかぶせて、形を浮き彫りにしながら統一し、透明度のある絵の具で塗りました。塗ることで輝きが引き立つ様子、ツルツルした面への色塗りを、楽しみながら、色を重ねていました。紙や木材に色を塗った作品とは違う、不思議な風合いの美しい作品がたくさん出来ました。


  


アクションアート

 全クラス 造形 集団制作 2024年9月1週目
 
遊び足りない夏休み明け、様々な技法で、遊びながら思いっ切り描くことを堪能しました。作ることを意図せず、描く世界観を広げられるよう活動しました。
 
子どもたちにとって今の時代、目的をもって制作する、達成感を得る経験は多様です。反面、描こうと意図せずカジュアルに手を動かし、描かれていく様子、変化、その行為自体を楽しむことは意外と難しいと感じます。ちょっとしたきっかけから、やってみたいと心が動き、楽しめるよう環境を用意して活動を展開しました。ボールあそびから壁打ちが始まり、絵の具をつけて投げてみる。刷毛やローラー、手足を使い、思いのままに色を重ねていきました。始めても経験に少し躊躇していた子もだんだんと、それぞれ思うがままに取り組み、時には部屋や体も絵の具まみれにしながら勢いよく遊んでいました。いろんな素材を重ね、最後にスプレーと落書き感覚であそんでいると、不思議な魅力に溢れた抽象画の完成です。作品を鑑賞しながら、「なんかいいね。かっこいい。楽しかった!」と満足そうな子どもたちの姿が印象的でした。


 


みんなで描くお魚の世界

 全クラス 造形 個人・集団制作 2024年8月3週目
 
それぞれ制作をしたものを、組み合わせて描きました。個々の作品を統一し全身で描く面白さを経験しながらで描いた作品を、鑑賞して楽しみました。
 
前回使ったシャボン玉ハウス。今日はビニールがかかっています。子どもたちは不思議がるまもなく、くぐったりねそべったりとすぐに遊びが始まりました。楽しいけれど絵本を読んで、ますはお魚作りです。1週目のように、紙をちぎってコラージュしながら、魚に模様を描きました。いろんな形、カラフルな透ける紙が組み合わさってできた個性豊かなお魚をビニールハウスに飾ると、まるで、水族館のようでした。  
お魚たちにビニールシートのお水をかけて床に置き、みんなも一緒に遊びました。
楽しんでいるところに、「お水だよ!」と絵の具をまくと、びっくりする子どもたち。
おそるおそる手足で感触を確かめながら、滑ったり転んだり…全身を使って楽しんでいました。絵の具で隠れたシートをかけると、海底トンネル、水族館の完成です。くぐったり、ライトを当てたりとしてみんなで作ったお魚の世界を楽しんでいました。


 


紙粘土のレリーフ

 全クラス 造形 個人制作 2024年7月3週目
 
ひとつの面に、親子は自由に素材の形を変えたり色をつけたりと遊びながら、幼児・小学生はモチーフを見て感じたままを、粘土を使って描きました。
 
前回、生地作りで触れ合った感触を、今回は粘土を使い、繰り返し楽しみました。幼児、小学生クラスはレリーフ絵画、夏らしい果物を題材に制作しました。モチーフの中から気に入ったものをよく観察したりしながら、感じたままに自由に、木の板に木炭でデッサンしました。絵は平面ですが、実際の果物は立体で、表面にもでこぼこ凹凸があります。今回はその部分を表現し易くするために、板に粘土を貼り付けて彩色しました。本物そっくりの色を目指してこだわって塗った子もいれば、心が向いた色を塗った子もいました。子どもたちが一生懸命向かい合った作品は、新しい発見や豊かな感覚が溢れ、その出来上がりに何度も驚かされました。

親子クラスは、同じ素材で自由に遊びながら組み合わせて描きました。最初に粘土を出して見せるとすぐに遊び始めました。触って感触を確かめながらちぎったり好きな形にしたり動かしたりしていました。たくさん遊んで形が変わった粘土を木の板にボンドで貼り、絵の具で色を塗りました。保護者の方も一緒に、大人も子どももみんなそれぞれが気になったことを深めながら、和やかな雰囲気で楽しく活動することが出来ました。


 


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