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活動報告 2024年3月

ビーズの軌跡

 全クラス 造形 集団制作 2024年3月3週目
 
沢山の木製ビーズで遊び、絵の具つけてみんなで遊びながら描きました。
それぞれの色や、描いた線が折り重なり、調和した大きな描画ができました。
 
3週目の球は木製のビーズです。始めは1個のビーズでじっくりと、だんだんと数を増やし、最後は部屋中ビーズだらけになってしまうくらい、たくさんの数で遊びました。ビーズ玉の特徴には、躍動的な動きと響く木製ならではの迫力のある音です。遊び方によるその違いを感じながら、それぞれ自由な遊び方で熱中していました。

たくさん遊んだ後はそのビーズを使って描いてみました。動きや軌跡や複雑になるよう、坂道の角度を曲線に、幼児小学生クラスは半円状にした(スノーボードのハーフパイプのような)土台に、絵の具をつけて転がしました。勢いよく半円を登ったビーズがまた戻って描かれ、ビーズの動きを感じる、躍動感のある作品となりました。

テーマやクラスの雰囲気に合わせ、親子・幼児は薄桃色、小学生は黒の紙に描きました。親子・幼児クラスは1週目に引き続き春らしい色合いでまとめ、小学生クラスは白や黄色の後に「この紙の色にはどの絵の具の色が合うかな?」と問いかけ、それぞれが合うと感じた色を選んで行いました。同じ工程でもそれだけで、各クラスで異なる、個性を感じる作品が出来上がりました。球と存分に触れ合い、球で描き、1人でできない、アトリエらしいダイナミックな活動が出来たのではないかと思います。


 



発泡スチロール球のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2024年3月2週目
 
素材で遊び触れ合ったあと、色をつけて組み合わせて、作品を作りました。単純な形の球体から、色の違いや組み合わせ方で多様な作品へ変化しました。
 
今回の球は発泡スチロール球です。実際に触れ坂や雨どい・紙管などを使って転がして遊ぶ中で「コロコロと音が違うね」「大きいのに軽いね。」などと、前回との違いに自分で気付く様子も見られました。夢中になって遊んでいる中に色つきの球を転がして見せ、「今日はこの球に色を塗ってみよう」と声掛けしてみると、待っていましたとばかりに、子どもたちは喜びと期待でいっぱいの表情になったようでした。

今回は球の形を体感できるように手で塗りました。手のひらに絵の具をのせて、球を両手でコロコロさせるとあっという間に色づいていきます。絵の具の感触が苦手な子も、色玉を作り出す嬉しさに魅了されたようです。一色ずついろんな色を試したり、色混ぜを楽しんだりと、それぞれ夢中で取り組んでいる様子が印象的でした。

色を着けた球は、色のついた竹串にボンドをつけて接続しながら、自分の好きな形を作り上げていきました。小学生には針金という選択肢も用意し、直線の竹串か、曲線の針金か、自分が作りたい作品のイメージに合わせて素材選びをしました。
一つひとつは単純な形の球ですが、それぞれのやり方によって個性的な。


 


球の描画:桜

 全クラス 造形 集団制作 2024年3月1週目
 
ボールで自由に遊び、同じボールで描きながら、形を視覚で感じました。
描いた後に、沢山の紙吹雪で遊びながら、ひとあし早い、春を楽しみました。
 
活動は、出会ったと素材と触れ合い感じることから始まります。球の活動最初のボールは、いろいろな大きさのゴムボールです。同じボールでも、感じ方や遊び方は違います。1人で、みんなで自由に遊ぶことで、体中で球の特性を感じていきます。新しいクラスにも、それぞれのペースで、自然と打ち解けてくれたようでした。

思い切り遊んだ後はひと休み。絵本を読んで桜の木を描くイメージを伝えました。まだ花の咲いていない木の枝に、遊んだボールを使い桜の花を咲かせました。いろんなところにたくさん花を咲かせていると、上からひらひらと桜の花びらが降ってきました。みんなとてもびっくりしつつも、「本当にお花が降ってきた!」と大喜びです。何もなかった木があっという間に満開の桜の木に様変わりし、その後もうちわや送風機を使って花びらで遊び、アトリエの部屋のなかは春の風が吹いたように桜吹雪でいっぱいになってとてもきれいでした。

作品を見ながらおやつを食べていると、まるでみんなでわいわいお花見をしているようで、本当に春が来るのが待ち遠しくなりました。季節感のある活動をみんなで楽しみならが、心まで温かく、豊かになったようでした。


 


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