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活動報告 毎月の活動

コラージュ画とフロッタージュ

 全クラス 造形 集団制作 2024年8月1週目
 
前回に引き続き、素材を自由に模り組み合わせて、1つの面を描きました。さらに作品に技法を加え、2つの違う視点から楽しめるよう活動しました。
 
集団制作は、自分の描きたい形を追求するだけでなく、違う価値観がつながり、ひとりでは思いつかない色や形の調和と出会う経験ができます。画用紙や波ダンボールを破いて遊び、できた形をみんなで貼り合わせて描きました。それぞれのかたちがつながり、どんどん模様が変化していきました。どのクラスも同じ活動ですが、一緒に作る子どもたちの個性やかかわり方によって描き方は違ってきます。具象や抽象、みんなで形を重ねて描く、テリトリーを決めて描く。子どもたちの様子をみながらそれぞれの表現を追求できるよう進めました。個々がイメージを追求するがあまり、もめる様子も見られました。全体を違う視点から感じられるよう布をかけて絵の具で移しだして描きました。同じ模様が色だけで映し出され、1つに調和した様子をながめながら、みんな描くからこそできる素敵な作品と出会いを、楽しめたようでした。


 


紙粘土のレリーフ

 全クラス 造形 個人制作 2024年7月3週目
 
ひとつの面に、親子は自由に素材の形を変えたり色をつけたりと遊びながら、幼児・小学生はモチーフを見て感じたままを、粘土を使って描きました。
 
前回、生地作りで触れ合った感触を、今回は粘土を使い、繰り返し楽しみました。幼児、小学生クラスはレリーフ絵画、夏らしい果物を題材に制作しました。モチーフの中から気に入ったものをよく観察したりしながら、感じたままに自由に、木の板に木炭でデッサンしました。絵は平面ですが、実際の果物は立体で、表面にもでこぼこ凹凸があります。今回はその部分を表現し易くするために、板に粘土を貼り付けて彩色しました。本物そっくりの色を目指してこだわって塗った子もいれば、心が向いた色を塗った子もいました。子どもたちが一生懸命向かい合った作品は、新しい発見や豊かな感覚が溢れ、その出来上がりに何度も驚かされました。

親子クラスは、同じ素材で自由に遊びながら組み合わせて描きました。最初に粘土を出して見せるとすぐに遊び始めました。触って感触を確かめながらちぎったり好きな形にしたり動かしたりしていました。たくさん遊んで形が変わった粘土を木の板にボンドで貼り、絵の具で色を塗りました。保護者の方も一緒に、大人も子どももみんなそれぞれが気になったことを深めながら、和やかな雰囲気で楽しく活動することが出来ました。


 


ワンタンスープ

 全クラス 料理 個人制作 2024年7月2週目
 
いろいろな工程を経験しながら、いろいろな食材を組み合わせてひとつの料理ができること、作ったものをみんなと一緒に食べる楽しさを体感しました。
 
先週積み木で作った三角形を、食材を使って模りました。「三角の食べ物は何がある?」サンドウィッチ・おにぎり・ケーキなどの意見が出るなか、何かなと完成を楽しみに、ワクワクしながら調理が始まりました。
粉をこねたり、伸ばしたり。粘土遊びのように感触を味わいながら作りました。
中に入れる具は、どんな素材でできているかわかるように味見をしながら作ります。野菜は、自分たちで包丁で切って加えました。麺棒で生地をのばして4等分。作った具をのせ半分に包むと、三角ワンタンのできあがりです。それぞれ熱々の鍋に入れて、ドキドキしながら自分で茹でて、スープに入れていただきました。どの子も自分で作ったものをみんなでいただくという喜びを感じてくれたようです。美味しかったはもちろん、保護者にごちそうしてあげた子も、満足そうな表情が印象的でした。


 


積み木の山からコロコロスライダー

 全クラス 造形 集団制作 2024年7月1週目
 
前回、平面で経験した形の関係性を深めるため、立方体と直角二等辺三角柱を組み合わせて、みんなで大きな三角の山を作り、作品を活かして遊びました。
 
異なる形を合せて使うことにより、両方の形の性質、関係性を体感できます。
直角二等辺三角形の積み木を山型に並べガムテープで貼った土台に、立方体や直方体の積み木を積んでいきました。ピタピタと吸い付くようにはまっていく心地よさに、夢中になって積んでいました。自然と置く場所を相談するもなく、お互いに壊れないよう考えながらどんどん積んでいると、いつの間にか、でこぼこ山や綺麗な山、個性豊かな形の、子どもたちの背丈も超える山ができていきました。
山の周りには、連想した電車や線路、いろんなものもできました。作品が、積み木の世界でつながりあって調和し、部屋全体が1つの大きな作品となりました。出来た山に橋をかけ、ボールやビーズで遊びました。単純な形の組み合わせにより、複雑で大きな建造物ができることや、作ったもので遊ぶ楽しさを、体験できたと思います。


  


カラフルモザイクアート

 全クラス 造形 集団・個人制作 2024年6月3週目
 
直角二等辺三角形と正方形との関係性、それぞれが描いた三角形をみんなで一つの面に組み合わせ新たな模様ができることを、制作を通し体感しました。
 
正方形と直角二等辺三角形の素材を組み合わせていろんな模様を作ったり、四角い枠にはめて模様を作りながら2つの形の関係性を体感しました。正方形の枠に素材をはめ、親子幼児クラスは、ローラーを使って色を塗りました。幼児は更に筆もつかって、色や模様を重ねて描きました。小学生はイメージにあう三角の大きさを、自分で組み合わせを選んで正方形を構成し、筆を使ってじっくりと色塗りを楽しみました。
幼児・小学生クラスは最後に、それぞれのパーツを、隣の辺と少しでも合わさるよう、みんなでつなぎあわせて構成しました。それぞれが違うイメージで色をつけた三角形ですが、合わさると調和しどんどん形が変化していきます。恐竜や魚、不思議な生き物に見立てながら、みんなで楽しそうに描きながら素敵な壁画に変身しました。お家でも好きな模様に構成したり、モザイクのように遊んだりしてお楽しみ下さい。


 


石膏のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2024年6月2週目
 
石膏を使って活動しました。思い通りの形が描けるかわからない作品との出会いや、素材の変化を楽しめるよう、クラスに合わせた題材で制作しました。
 
白い粉が、水を入れて撹拌するとドロドロの状態に変化し、最後にはカチカチに固まってしまう石膏を使った活動は、いつも子どもたちを魅了します。それぞれのクラスの興味関心に合わせた内容で、透明のケースを使い、四角柱を模り描きました。
親子クラスはいろいろな素材、水絵具を加え、模様や色を変化させて遊びながら作りました。幼児と小学生クラスは、粘土と石膏の四角柱を構成し、そこに石膏液を入れて凹凸のある模様を描きました。幼児クラスは粘土と石膏の四角柱を加え、小学生は、凹凸を考えながら自分で型を作りました。固まったとわかっていても、型から外す瞬間は、ドキドキです。無事に作品が誕生すると、思わず笑みがこぼれました。さ入れた粘土を取り出す工程は、まるで化石を発掘するかのように、子どもたちは慎重にワクワクしながら楽しんでいました。


 


ダンボールのオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2024年6月1週目
 
四角柱を積んだり、くぐったり、かぶったりして全身を使って遊びました。素材とふれあい、感じたままにイメージした世界を、自由に描きました。
 
四角柱は安定し、組みわせたり積んだりすることで表現が広がる形です。前回積み木を使い体感したその性質を、今週は大きなダンボール箱の四角柱を使って体感しました。同じ形状の違う素材でのあそびや制作を通し経験を深めていきました。
 はじめにダンボールの四角柱で遊び、その形や性質を体感しました。積んだりくぐったり、かぶったり。さまざま遊びに方によって、制作のイメージが広がりました。
ダンボールをもらうと、それぞれが感じたままに、制作が始まりました。穴を空けたり、板を貼り付けたりしながら、ロボットや動物の被り物や洋服、インテリアボックスやペットの遊び道具へ、子どもたちの発想で様々なオブジェへと変身しました。みんなの作品をならべてみると、さらにそれぞれの個性が引き立ちました。1つに調和した楽しい大きなオブジェを見ながら、嬉しそうなみんなの笑顔が印象的でした


 


円柱に描く積み木のオブジェ

 全クラス 造形 集団制作 2024年5月3週目
 
円柱と四角をつなぐ活動です。テーマに基づきみんなで1つの世界を作りだすことで、つながりあうことの必然性心地よさを、自然と感じていました。
 
円柱の断面は四角形です。前回作ったマフィンに似た円柱積み木を使い、その様子を同じ大きさの四角柱の積み木を使って伝えたあと、制作をはじめました。円形の板を設定した環境で、「大きな丸、小さな丸い台。この上に四角い積み木を使って作るには、どんなものを作りたい?」と投げかけました。お城にケーキ、おおきな塔、それぞれいろいろイメージが広がりました。どこに何を作るか相談し合い、それぞれ作り始めました。好きなものを作りたい子も、他の子の作品とつながる楽しさに出会えるように、丸い台を意識して作りました。みんなの勢いは時にはその丸い台を飛び出し、終わりの頃はアトリエにはすっかりみんなの世界が広がっていました。その全景に気付き、満足そうな表情で、ながめていました。個々の遊びや制作が、ひとつの空間の中で自然と調和し、つながりあう心地よさを体感できる活動となりました。


 


かぼちゃのマフィン

 全クラス 料理 個人制作 2024年5月2週目
 
円柱のかぼちゃを使い、工程のひとつひとつを楽しみながら調理し、円柱のマフィンを作りました。自分で作ったものを食べる楽しさを体感しました。
 
料理は五感の一つである、味覚で体感できる活動です。はじめにかぼちゃを布にくるんだものを触り、何の素材の感触から想像してから始めました。出てきたかぼちゃを、いろいろな器具や素材を使って料理します。マッシャーでつぶしたり、ゴムベラで混ぜたり、粉ふるいで小麦粉をふるって入れたり…。素材の味を確かめながら加えていきました。最後にできた生地を2つのカップにスプーンで分けて入れて、オーブンで焼きました。焼きあがるまでは、前回の活動で素材に使った空き缶を積んだり転がしたりと、自由に遊びました。マフィンが焼けると、遊んでいるうちに大きくふっくらと焼きあがったマフィンの変身にみんな驚き喜びです。早速できたてをみんなで食べました。自分で作ったものを、保護者の方にも食べてもらい、「おいしいね」と話す笑顔をたくさん見ることができました。


 


空缶たいこのオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2024年5月1週目
 
身近にある円柱の素材・空き缶を使って、遊んだり形状に触れながら作品を作ったりすることで、形の特性を感じながら、太鼓のオブジェを作りました。
 
同じテーマを導入や素材の種類、提案などを、それぞれの時期に合わせた内容で活動しました。今回の素材は空き缶です。親子クラスの時期は新しいものごとに経験や先入観がありません。その感性を発揮させ、組み合わせながら形にできるよう、沢山の素材を使っていっぱい遊んでから作りました。保護者の共感も手伝って子どもたちのイメージに合わせて遊びが広がり、遊んだあとは、粘土を貼ったり、色を塗ったりと興味を持ったことに取り組ながら、素敵なオブジェができていきました。

幼児も初めは空き缶で遊びました。遊んでいるところにバチを出してたたいて見せると、作りたいという気持ちが広がり、嬉しそうに、制作に入りました。手数の多い制作でしたが、自分の太鼓を作るというイメージをしっかり意識し、一つ一つの工程に夢中になって取り組み作品を作り上げいてました。

小学生は叩いたり、組み合わせたりしながら好きな缶を自由に選んで作りました。音階や形などにこだわりながら、いろんな缶のオブジェができていました。「缶で、こんな素敵なものができるんだね。また作りたい。」と嬉しい感想も聞けました。身近にある素材から、自分の納得のいく作品作りができる良い経験となったようです。


 


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