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活動報告 立体造形 6ページ目

波ダン三角のオブジェ

 全クラス 造形 集団・個人制作 2021年11月3週目
 
個人作品を組み合わせて鑑賞しました。それぞれが自由に描いたものがつながり調和のとれた大きな作品を作ることで、協調する楽しさを体感しました。
 
2週目の正三角形とは全く印象の違う、直角三角形の形にした波ダンボールを使って活動を展開しました。鋭角でシャープなイメージの三角形を変化させ、曲線を活かした形が描かれることで同じ形から色々な表現ができる面白さを体感しました。
ダンボールの内側を彩色し、好みの細さに丸めた作品を一か所に集めて飾ると、シンプルな形が組み合わさる事で迫力のある作品を生み出せる事を体感できました。
親子・幼児クラスでは制作の前に同じ形の大きな波ダンボールを何台も使って遊び、作品づくりのイメージを深める所から始めました。全身を使って動き回りながら、ダンボールがくるくると螺旋を描きながら丸まるその予想できない動きを楽しみました。
小学生は波ダンボールの外側も彩色したり、土台をつけたりと、全体の構成を意識して制作し、作りたい形をより追及していきました。


 

正三角錐のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2021年11月2週目
 
点線面からのつながりを意識して、点と線で三角を彩りました。形を平面から立体へと変化させ、素材を活かす面白さを体感できるよう活動しました。
 
三本の線が交わると、三角形が描けます。透明な三角板を、不透明な黒いビニールテープと透明なカラフルなシールをコラージュしながら、三角を感じていきました。作品は見せ方や活かし方を工夫することで、表現の幅が広がり、また創作活動の達成感も違ってきます。 描いた平面の三角形から、三角錐のオブジェに変身させました。  
親子クラスは光るボールを入れてあそびました。幼児小学生クラスはライトを入れて、みんなの作品を並べて鑑賞しました。それだけでもきれいなオブジェを眺めながら電気を消すとアトリエ全体が、色の模様と光が広がり、幻想的な美しさに包まれました。子どもたちが描くことを楽しむだけでなく平面から立体へと形を変化させ、光を加えることで、作ることを楽しみだけなく、自分で描いた作品を活かす面白さやつくったもので遊ぶ楽しさを体感していました。


 

ボールチェーンアート

 全クラス 造形 集団・個人制作 2021年10月3週目
 
くねくねと動きが面白い素材の性質を活かして、遊んだり描いたりするなか、線の動きによって変化する模様つくりをみんなで楽しめるよう活動しました。
 
今月最後の活動に登場した線の素材は、普段の生活で見たことがある子も多いボールチェーンです。まずはその特徴的な動きを手に取って触れ合うことによって体感し、その後に色々な長さのチェーンを使った集団・個人作品の制作を楽しみました。
チェーンによって描かれていく模様は、動かし方や絵の具のつけ具合などによって変化していきます。子どもたちは普段違う用途で使われるチェーンから色々な不思議な模様が生まれる事が意外だったようで、新鮮な驚きの表情がとても印象的でした。
チェーンでの遊びも制作も、小さな変化の積み重ねが面白い活動です。今までたくさんの経験をしてきた子どもたちは、その小さな変化に敏感に気づき、色々な発見を楽しんでいる様子でした。過去の経験を次につなげながら創造力を働かせ目の前の事を楽しめる力を持つ子どもたちに改めて驚かされた活動となりました。


 


ロープと粘土のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2021年10月1週目
 
ロープの線を使った制作です。動きのある素材が紙粘土を組み合わせることで、1本の線から様々な立体ができる面白さを体感できるよう活動しました。
 
今回の制作素材のロープであそび、触れ合うことから活動をはじめました。長いロープをヘビに見立てお散歩させたり、電車ごっこをしたりと、全身で体感したり、巻いたり引っ張ったりと動かしながら、いろんな形に変身させて触れ合いました。素材で自由に遊ぶことによって親しみを持ち、その特性も十分に体感できたようでした。 
充分素材と触れ合ったあとは、ロープと紙粘土を組み合わせて、作品をつくりました。始めはみんなおなじ細っちょで真っ白な長いロープが、それぞれのストーリーを通して形を変えて色付けされ、個性的なオブジェに変身しました。自由に形作りができる素材の感触に魅了されたようで、いろんな形を作っては、変化していく様子を楽しみながらそれぞれに工夫をこらし制作している姿が印象的な活動となりました。


 

おはりこのオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2021年9月3週目
 
2週目に作ったおはりこを、更に変化させていきました。色々な素材に触れ合いながら、自分のイメージしたものを作りだす楽しさを体感しました。
 
今回はそれぞれが作ったおはりこに加えて、色々な形の素材を取り入れ、自分の作りたい物を自由に表現する制作でした。ひとつの同じ形がそれぞれの感性によって個性豊かな作品に変化していった、とても面白い活動となりました。

最初に自分が頑張って作った、しっかりと乾いて固まっている作品を手にすると、子どもたちから驚きや感動の声がたくさんあがりました。いくつかの見本をみる中で、自分が作りたいと思ったかたちを、感じたままにオブジェとして表現していきました。
デザインを考え、素材を貼り、絵の具で着色するという一連の流れは少しボリュームのある活動でしたが、どの子も色々と試行錯誤しながら最後まで作品としっかり向き合っている姿が印象的でした。2週連続の制作だったので、その分達成感や満足感もとても大きい活動となったようでした。


 

風船のおはりこ作り

 全クラス 造形 個人制作 2021年9月2週目
 
2週続けての活動です。1回目の活動では、みんなが好きな風船と存分に触れ合い、その特性を活かして作品の土台となる形を作る事を楽しみました。
 
今回は1週目の制作で登場した折り紙と同じ、カラフルな風船を取り入れた活動を展開しました。まずは部屋いっぱいの風船で身体を思い切り動かしながら自由に遊び、その後にその風船を使って3週目につながっていく制作に取り組みました。
丸い形の風船に四角い紙を貼っていく事によって、平面のものを構成して立体物が出来上がっていく様子を、自分の手で実際に作り上げていく事を通して体感しました。
作品を丈夫にする為に、紙の種類を変えながら風船の周りに4重に重ねて貼っていきました。単純作業なので少し大変かもという心配をよそに、割れない風船を作りたいという強い思いからか、最後まで頑張って作り上げる頼もしい姿が見られました。
 小学生の子どもたちには、3週目に作品を更に変身させられることを伝え、それぞれ制作のイメージに合わせて、大きさや個数を選択してから作りました。


 

三角錐のオブジェ/三角で描く石膏オブジェ

 親子幼児クラス 造形 個人制作/小学生クラス 造形 個人制作 2021年7月1週目
 
三角形という形を親子・幼児クラスは三角推を模ることで、
小学生クラスは意識しながら自分で描いた模様を模ることで、体感できるよう活動しました。
 
いろんな形や模様を作れる魔法の白い粉『石膏』を使い、素材が変化して想像した形ができる様子を楽しみながら制作しました。何かを表現する時、そのものを感じ、とらえることが必要となります。親子幼児クラスは三角錐を自分で模たり、作品に色を塗ったりしながら触れ合うことで、その形状を体感しました。小学生クラスは、正方形の土台に三角形を意識してデザインすることで、2つの形、同じ形を組み合わせてできる幾何学的な模様を描くこと体感しました。最初はただの白い粉なのが、水を入れてまぜるだけで変化し、カチカチに固まってしまう不思議な石膏を使った活動は、いつも子どもたちを魅了します。今回も完成をイメージし、ワクワクしながら待っていた作品を出合った瞬間の子どもたちの笑顔が印象的な活動となりました。


 

ベニヤ板の三角オブジェ

 造形 個人制作 2021年6月3週目
 
四角から三角、平面から立体へと形を変化させ、色々な要素を加えて統一しました。素材を感じそれぞれの方法で自分のイメージを形にしていきました。
 
四角形を対角線上に2等分にすると、三角形ができます。長方形のベニヤ板を斜めに三角を切り出し、正三角形に組み合わせて、三角を感じるオブジェを作りました。

制作活動は、作ること・完成させることだけが目的ではありません。自分の答えやイメージした通りにならないこと、答えがなかなか出ない状態を楽しめるようなお子さまになって欲しいと思います。大人の意図に沿ったものを作るだけの経験では、創造することを好きになったり楽しんだりはできません。

作るということに赴きをおかないよう、素材を提供し活動を展開しました。平面から立体へ、いろいろな要素を加えることで、変化していく様子を楽しみながら制作できたようでした。子どもたちは出てくる素材、工程ひとつひとつとの出会い、それぞれの感性で創意工夫を重ねながら、統一されたオブジェができました。
    

 

空き缶太鼓/空き缶ぽっくり

親子クラス 造形 個人制作/幼児小学生クラス 造形 集団制作 個人制作 2021年1月2週目
 
円柱素材を使って遊んだり制作したりすることで、形の特性を感じます。それぞれのクラスに合わせた遊びや、制作を通し形の特性を体感しました。
 
親子クラスは、はじめに「ごろごろごろん」という転がるイメージの本を読み、円柱の形をした空き缶を「ごろんごろん」と転がしてみました。子どもたちは、動きをじっと見つめたり、早速手をのばし捕まえたり。やがて沢山集めて一度に転がしたり、積んでは倒したり。保護者の方が危なくないよう見守ってくださるなか、みんなそれぞれ感じたままに動かしながら、思いきり遊んでいました。動きだけでなく、缶は音も楽しめる素材です。今度はバチを使って缶を叩いて見せました。興味を示した子どもたちに真っ白円柱の缶と絵の具を渡し空き缶太鼓を作りました。絵の具のでてくる感触を楽しんだり、筆をバチのように叩きながらリズミカルに描いたりと、それぞれ自分のペースで描くことを楽しみ、個性豊かな作品ができました。


幼児小学生クラスは、先週使った四角い積み木と今回使う円柱の積み木を見せ、円柱の特性を見つけていきました。

「今日の円柱はこれ。」とでてきたのは、紐の付いた空き缶ぽっくりです。手と足を同時に使うちょっと難しい遊具ですが、少し慣れるとリズミカルに、楽しそうに遊んでいました。今度は色んな色の絵の具をぽっくりで踏んで紙の上を歩きました。幼児はぽっくりで足跡を描きつつ、違う大きさの缶も手でスタンプして楽しみました。小学生は自由に歩くだけでなく、全体のバランスを考えながら描いていました。
その後は同じ缶で、マイぽっくりを作りました。幼児は珍しい金属の素材への彩色をゆっくり経験することに重きを置き、透明の下地材を塗っておいた缶への彩色です。自分だけのぽっくりが作れると聞いて、嬉しそうに好きな色を重ねていました。小学生は地の色を選択できるよう、透明の他に白ペンキも用意しました。それぞれ選んだ下地の風合いを生かし、さらに2つの缶のバランスも意識し描いていました。
今回は円柱を立てたときの形状を体感することに重きをおき、制作活動を展開しました。立てた円柱で遊んだり、円を描いたり、色を塗ったりしながら、その形態を体感できたと思います。


 

いろいろおんせん/円筒ドーム

 造形 集団制作 2021年1月1週目
 
四角柱の積み木を使い、大きい円柱を作りました。個々の制作活動が調和し、ひとつの世界が表現され、つながりあうことの必然性を自然と体感しました。
 
親子と幼児クラスは絵本を読んだあと、お話にでてくるいろんな色の温泉をイメージして作りました。
親子クラスは絵本の後に、フラフープを使って遊んだあと、その輪の輪郭を使って作りました。素材で遊ぶことに赴きをおき、保護者と一緒に積んだり、壊したりをくり返し楽しみながら作っていました。
幼児クラスはみんなで入れる温泉を長いロープを広げて輪郭を描き、周りに積み木を積んで作りました。「入り口を開けておこう。」「高く積まないと、外から見えちゃうよ。」「壊れたらお湯が漏れちゃう。」などと温泉のイメージを膨らませながらみんなで相談し、協力しながら大きなお風呂ができました。温泉ができた後は、湯船にカラフルビーズを流し、自分たちで作ったアトリエならではのいろいろ温泉で遊びました。


「四角い積み木で、大きい円柱を作ってみよう。」小学生クラスは、大きい円筒ドーム作りに挑戦しました。

みんなで考えながらロープで作りたい大きさの円柱の土台を作ったあと、壊れにくくて大きいものができるよう、レンガ状に積んでいきました。単純作業のようですが、全体をバランスよく積んでいかないと、大きい円柱はできません。お互いに足並みをそろえ、完成したい一心で自然と協力して、アトリエの積み木を使いきるほど、みんなの背を越える大きい円筒ドームができると思わず歓声があがりました。中にライト入れて円柱からの木漏れ日を楽しんだ後。最後に、積み木を少しずつ抜いて、穴を開けてみました。緊張する中、壊れないで入り口が開き、みんなが中に入れた瞬間に、また歓声があがりました。みんなで協力して作りあげる達成感を感じられたと思います。


 

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