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活動報告 立体造形

三角形のオブジェ/ダンボールで三角チャレンジ

 親子幼児クラス 造形 集団制作/小学生クラス 造形 個人製作 2023年11月3週目
 
線を変化させて三角形を作り、組み合わせて鑑賞しました。秩序ある形の集合体からできる作品と出会い、その楽しさを感じられるよう活動しました。
 
親子・幼児クラスは今月のモチーフである線を、ヘビに見立てて活動を進めてきました。3週目は細長いダンボールのヘビくんです。幼児クラスは壁に並べて貼り、ローラーを使って単色で彩色したあと、好きな色のヘビくんにそれぞれ好きな、色を着けました。乾いた後は折り曲げ、端同士をボンドで貼り付けて正三角形のトンネルに組み立てました。いつもと違って色の着いた面を内側にして組み立てたので、皆の作品を並べて中を覗くとまるで虹のような素敵なトンネルが出来上がりました。親子クラスでは自由な雰囲気で好きな色での色塗りを楽しみました。お家でも飾ったり、遊んだり、楽しんでもらえたらと思います。

小学生クラスは、デザインや作品をつくるというイメージにとらわれず、三角という形を作ることを楽しんでもらえるよう、ゲーム感覚で細長い線ダンボールを使い三角形を作ってみました。「これで三角が作れるかな?」と投げかけたあと、自分のめざす三角形を思い浮かべならそれぞれ三角形作りに挑戦しました。できた複数の段ボールの三角を組み合わせて見せると、その形に魅せられたようで、組み合わせを意識してそれぞれの三角に色を塗っていました。最後に1人ひとつずつ壊さないよう三角を重ね合わせていくゲームをしながら、個々の三角を組みあわせて、オブジェを作りました。段々複雑になる三角の群衆に魅力を感じたからか、不思議と勝ち負けにこだわらずとも楽しめ、クラスによっては大変盛り上がりました。全部組み合わさるとなんだか素敵なオブジェのような作品に出合うことができました。


 


毛糸のコラージュ画/毛糸のオブジェ

 親子幼児クラス 造形 個人制作/小学生クラス 造形 個人製作 2023年11月1週目
 
曲線を自由に構成し、平面や立体の作品を描くことを経験しました。素材と触れ合い動かし組み合わせることで、様々ものができる様子を楽しみました。
 
親子・幼児クラスは、はじめに白い毛糸で遊びました。机の上でいろんな形を作ったり、毛糸を投げたり回したり、体を使って遊ぶ子もいて、それぞれが思い思いに毛糸と触れ合いました。自由に遊んだ後は、色とりどりの毛糸を、板目紙の台紙にボンドの色水を塗ったうえに乗せて描きました。ボンド色が混ざる様子を楽しんだり、毛糸の色に合わせて、部屋を作るように色面分割したうえに組み合わせたりと、思い思いに描いていました。乗せた毛糸の上に定着するよう、色のボンド水を更に塗り重ねました。毛糸の色の変化に気づく子もいて、その様子を楽しみながら色を乗せる姿に驚かされました。一方、筆で元気よく塗ると、蛇がどんどん動きます。その様子を楽しみ、乗せては動かし、遊びながら塗り重ねる子もいました。親子クラスは素材で自由に遊びながら、いつの間にか無作為にできた素敵な作品へと仕上がっていきました。遊んだり、考えたりと、それぞれの向き合い方で線の変化を味わいながら作っていました。気が付くと色とりどり・様々な形の線で構成された、個性豊かな美しい世界観の作品が出来上がっていました。

小学生クラスは風船に毛糸を巻いて、球体のオブジェを作りました。形がどうやって作ったかみんなで考え、導き出してから取り掛かりました。風船を作りたい大きさに膨らませて遊んでから、最後毛糸を外しやすくするために風船にハンドクリームを塗ってたくさんの毛糸とボンドを重ねて作ります。球体に毛糸を巻くというちょっと難しい作業でしたが、子どもたちは手をベタベタにさせつつも色や巻き方にこだわりながら一生懸命作っていました。試行錯誤を重ね、納得するまで作り上げた形から、次回風船を取り出すと一体どうなるのか…?そんなお楽しみを残して活動を終えました。


 


木端のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作・集団表現 2023年9月3週目
 
様々な形の木っ端を自由に組み合わせて好きな形のオブジェを作りました。
クラスに合わせた展開で活動し、同じ木端素材から多様な作品ができました。
 
幼児クラスは同じ素材から自由な発想を引き出せるよう、いつもと違う不定形なテーブルで子どもたちを迎えました。不思議な形から生まれたそれぞれの発想を積み木遊びのように組み合わせながら、色んなものを作っていました。最後にその上にみんなで飾ると、それぞれの作品が調和し合って1人の時とはまた違ったひとつの作品が出来たように感じました。
 小学生クラスは素材を選ばず、ある形から楽しく発想が広げられるよう、いろんな形や大きさの木っ端がランダムに入ったセットをもらって作りました。それぞれが出会った木っ端をみんな好意的に受け入れ、それを使って何が出来るか一生懸命考え、色塗りもじっくり時間をかけてやっている子が多かったように感じました。それぞれが作品を工夫して部屋に飾り、最後に遠くから見ると美術館のようで素敵な空間が完成しました。


 


ダンボール筒のオブジェ

 全クラス 造形 集団・個人制作 2023年6月1週目
 
大きい四角柱の紙管で遊んだり描いたりしながら、形を全身で感じます。幼児・小学生は制作を通し、集団で描く楽しさも体感できるよう制作しました
 
先月1ヶ月を通して触れ合った筒に、今度は四角の要素も加え、より形への理解を深めていきました。まずはダンボールの筒を登場させ、中をくぐったり、ボールを転がしたりと、色々なやり方で筒との触れ合いを楽しみました。
そして十分に触れ合った後は、各クラスに合った方法でダンボールを作品へと仕上げていきました。親子クラスでは小さいダンボール筒を一人一つ、好きなように彩色していきました。たくさん遊んだ後の彩色だったので、どの子も集中して色塗りを楽しんでいる様子が見られました。
幼児・小学生クラスでは紙粘土や紐などを使ってダンボールの面を分割してから彩色しました。自由に塗っていく中で、自然と個性が調和していく様子から、皆で1つのものを作る楽しさも体感できたようでした。


 


積み木あそび

 全クラス 造形 集団制作 2023年5月3週目

 
四角柱の積み木を使い、大きい円柱を作りました。個々の制作が調和し、1つの世界が表現され、つながりあうことの必然性を自然と体感しました。

3週目はたくさんの積み木を使い、四角から円柱を作る経験をしました。
親子・幼児クラスでは絵本の「いろいろおんせん」を表現しました。親子はフラフープ、幼児は大きなロープの輪をガイドに、積み木の壁を積んでいき、出来たおんせんの中にお湯に見立てた木のビーズを流し入れると、子ども達は目を輝かせながら、それぞれ好きなやり方でおんせんを堪能していました。
小学生クラスではまずは四角の積み木でどうしたら円柱を表現できるかを考えてから制作に臨みました。みんなで高さを合わせながら積み木を積んで出来た綺麗な円柱に、最後に穴をあけて中に入ってみました。ドキドキしながら穴をあけ、中に入る事の出来た子ども達の嬉しそうな表情が印象的でした。
形や他者とのつながり・その心地よさを体感できた活動でした。


  

円柱紙管のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年5月2週目
 
円柱の紙筒を使って遊び、性質体感した後、同じ素材をって制作しました。それぞれの描き方組み合わせ方で、多様な表現ができることを体感しました。

幼児・小学生クラスでは色々な太さや長さの円柱の紙筒を貼り合わせてオブジェを作りました。同じ数の紙筒が、貼り付け方によって全く違った表情の作品に仕上がりました。最後に絵の具でオブジェが彩られると、構成だけでも多様な形に作られた形から、さらに個性が際立つ作品へと進化しました。作品を鑑賞しながら子どもたちも、その多様性や面白さを感じでいました。
親子クラスは、円柱の積み木と紙管を使って、子どもたちの興味関心にあわせて環境を用意しながら遊びました。最後に遊んだ紙筒に自由に色を塗りました。作るという概念にとらわれずに、自由に筆を動かしながら描かれた円柱は、この時期にしか作れない素敵な模様で彩られました。転がしたり、組み合わせたりして遊べるオブジェをご家庭での遊びに活かして下さい。


 

石膏のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年4月3週目
 
作るというより、素材の感触や変化、工程一つひとつを楽しむことに赴きを置いて、偶然からできる産物との出会いを楽しめるよう活動を展開しました。
 
自由自在に変身する粉、石膏を使い、不思議なオブジェを制作しました。
親子・幼児クラスでは2週目に紙に描いた円の形を、紙粘土を使って表現する事で型を作っていきました。個性溢れる型の中に石膏を流しいれ、最後に作品を取り出すと、嬉しそうに作品を眺める姿が多く見られました。
 小学生クラスでは、平らにならした油粘土に木っ端やスーパーボールなどの球や円柱の形を感じられる素材を押し付けて型を作り、そこに石膏を流し込みました。出来上がった作品は、まるで不思議な生き物の化石のようで、子ども達も新鮮な驚きや喜びを感じているようでした。
偶然からできる産物との出会いの中で、素材や形の変化など色々な事を感じられる活動となりました。


 

カプセル球のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年3月3週目
 
同じ球体でも、さまざまな違いで動きが変わり、感じ方も変わってきます。カプセルの球で遊び、中に模様を描くことで新たな球の性質を感じました。
 
1・2週目は球「で」描く活動でしたが、3週目は球「に」描く活動です。今回登場したカプセル球は普段馴染みがあったようで、子ども達は喜んで早速遊びの世界に入っていきました。前回の球とはまた違った動きや音も楽しみながら、今回もそれぞれのペースに合わせて自由に遊びました。
その後は大きなカプセルを使い、オリジナルボールを作りました。親子・幼児クラスはシンプルに絵の具で彩色し、小学生クラスではマスキングテープやシールなどを使ったり、重ね塗りで複雑な模様を作ったりと、ひと工夫加えた彩色をしました。子ども達の色選びや筆使いなどによって、同じ球でも個性溢れる作品がたくさん出来上がりました。大きさや硬さの違う素材で繰り返し遊びや制作をする事で、形の洞察をより深める事が出来たようでした。 


 

果物や野菜のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年2月2週目
 
形を形成することで、特性を体感できるよう活動しました。先週と同じ素材を使ったり設定を同じにしたりと、つながりのある活動で経験を深めました。
 
経験を深めるため前回と同じ素材や環境を用意して、つながりを意識した活動を展開しました。親子クラスは絵本に出てきたりんごのようなボールで遊んだあと、スチロール球の芯に前回も出てきた紙粘土を貼り付けて、イメージを表現しました。できた形を自由に彩色して芯をつけると、オリジナルりんごの完成です。自分のりんごを愛おしそうに抱えるその姿がとても印象的でした。
幼児・小学生クラスは引き続きモチーフを登場させての活動です。球や円柱の果物や野菜の中から好きな物を1つ選び、幼児は1個の不定形なスチロール、小学生は小さいスチロールを自分で組み合わせて作った芯に、紙粘土を貼って細かい所を表現していきました。2週続けて同じ環境を用意する事で、形を平面と立体に描くという、2つの経験がより深まったようでした。


  

円柱のオブジェ/モチーフを描く

 親子クラス 造形 個人制作/幼児小学生クラス 絵画 2023年2月1週目
 
親子クラスは紙粘土を使って活動しました。感触や形の変化を楽しめるよう、素材と十分に触れ合い、自由に円柱に組み合わせて描きながら、オブジェを作りました。
 
まずは子ども達の大好きな素材、紙粘土を使って遊びました。形を変えて見立て遊びをしたり、坂道で粘土玉を転がしたりと、子ども達の様子や興味関心に合わせた遊びを楽しんだ後、今度は色粘土を円柱状のガラスの試験管に貼り、自由に描いていきました。素材の質感の対比も楽しみながら、素敵なオブジェが出来ました。


幼児小学生クラスはモチーフを見ながら絵を描きました。題材を見たまま感じたままに、それぞれが描きたい世界を自由にのびのびと表現できるよう意識して活動しました。

今回のモチーフは、円柱や球の形を感じられるサボテンです。その独特な形に多くの子が興味津々で、絵を描く事への期待や意欲が高まったようでした。紙全体を作品に仕上げていくのはなかなか大変ですが、それぞれが一生懸命作品と向き合い、作り上げた後の子ども達の表情は達成感に満ち溢れていました。程良い緊張感の中で、自分の表現したい世界を追求する事を楽しんでいたようでした。


 

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