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活動報告

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空き缶太鼓/空き缶ぽっくり

親子クラス 造形 個人制作/幼児小学生クラス 造形 集団制作 個人制作 2021年1月2週目
 
円柱素材を使って遊んだり制作したりすることで、形の特性を感じます。それぞれのクラスに合わせた遊びや、制作を通し形の特性を体感しました。
 
親子クラスは、はじめに「ごろごろごろん」という転がるイメージの本を読み、円柱の形をした空き缶を「ごろんごろん」と転がしてみました。子どもたちは、動きをじっと見つめたり、早速手をのばし捕まえたり。やがて沢山集めて一度に転がしたり、積んでは倒したり。保護者の方が危なくないよう見守ってくださるなか、みんなそれぞれ感じたままに動かしながら、思いきり遊んでいました。動きだけでなく、缶は音も楽しめる素材です。今度はバチを使って缶を叩いて見せました。興味を示した子どもたちに真っ白円柱の缶と絵の具を渡し空き缶太鼓を作りました。絵の具のでてくる感触を楽しんだり、筆をバチのように叩きながらリズミカルに描いたりと、それぞれ自分のペースで描くことを楽しみ、個性豊かな作品ができました。


幼児小学生クラスは、先週使った四角い積み木と今回使う円柱の積み木を見せ、円柱の特性を見つけていきました。

「今日の円柱はこれ。」とでてきたのは、紐の付いた空き缶ぽっくりです。手と足を同時に使うちょっと難しい遊具ですが、少し慣れるとリズミカルに、楽しそうに遊んでいました。今度は色んな色の絵の具をぽっくりで踏んで紙の上を歩きました。幼児はぽっくりで足跡を描きつつ、違う大きさの缶も手でスタンプして楽しみました。小学生は自由に歩くだけでなく、全体のバランスを考えながら描いていました。
その後は同じ缶で、マイぽっくりを作りました。幼児は珍しい金属の素材への彩色をゆっくり経験することに重きを置き、透明の下地材を塗っておいた缶への彩色です。自分だけのぽっくりが作れると聞いて、嬉しそうに好きな色を重ねていました。小学生は地の色を選択できるよう、透明の他に白ペンキも用意しました。それぞれ選んだ下地の風合いを生かし、さらに2つの缶のバランスも意識し描いていました。
今回は円柱を立てたときの形状を体感することに重きをおき、制作活動を展開しました。立てた円柱で遊んだり、円を描いたり、色を塗ったりしながら、その形態を体感できたと思います。


 

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ダンボール筒のオブジェ

 全クラス 造形 集団・個人制作 2023年6月1週目
 
大きい四角柱の紙管で遊んだり描いたりしながら、形を全身で感じます。幼児・小学生は制作を通し、集団で描く楽しさも体感できるよう制作しました
 
先月1ヶ月を通して触れ合った筒に、今度は四角の要素も加え、より形への理解を深めていきました。まずはダンボールの筒を登場させ、中をくぐったり、ボールを転がしたりと、色々なやり方で筒との触れ合いを楽しみました。
そして十分に触れ合った後は、各クラスに合った方法でダンボールを作品へと仕上げていきました。親子クラスでは小さいダンボール筒を一人一つ、好きなように彩色していきました。たくさん遊んだ後の彩色だったので、どの子も集中して色塗りを楽しんでいる様子が見られました。
幼児・小学生クラスでは紙粘土や紐などを使ってダンボールの面を分割してから彩色しました。自由に塗っていく中で、自然と個性が調和していく様子から、皆で1つのものを作る楽しさも体感できたようでした。


 


積み木あそび

 全クラス 造形 集団制作 2023年5月3週目

 
四角柱の積み木を使い、大きい円柱を作りました。個々の制作が調和し、1つの世界が表現され、つながりあうことの必然性を自然と体感しました。

3週目はたくさんの積み木を使い、四角から円柱を作る経験をしました。
親子・幼児クラスでは絵本の「いろいろおんせん」を表現しました。親子はフラフープ、幼児は大きなロープの輪をガイドに、積み木の壁を積んでいき、出来たおんせんの中にお湯に見立てた木のビーズを流し入れると、子ども達は目を輝かせながら、それぞれ好きなやり方でおんせんを堪能していました。
小学生クラスではまずは四角の積み木でどうしたら円柱を表現できるかを考えてから制作に臨みました。みんなで高さを合わせながら積み木を積んで出来た綺麗な円柱に、最後に穴をあけて中に入ってみました。ドキドキしながら穴をあけ、中に入る事の出来た子ども達の嬉しそうな表情が印象的でした。
形や他者とのつながり・その心地よさを体感できた活動でした。


  

円柱紙管のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年5月2週目
 
円柱の紙筒を使って遊び、性質体感した後、同じ素材をって制作しました。それぞれの描き方組み合わせ方で、多様な表現ができることを体感しました。

幼児・小学生クラスでは色々な太さや長さの円柱の紙筒を貼り合わせてオブジェを作りました。同じ数の紙筒が、貼り付け方によって全く違った表情の作品に仕上がりました。最後に絵の具でオブジェが彩られると、構成だけでも多様な形に作られた形から、さらに個性が際立つ作品へと進化しました。作品を鑑賞しながら子どもたちも、その多様性や面白さを感じでいました。
親子クラスは、円柱の積み木と紙管を使って、子どもたちの興味関心にあわせて環境を用意しながら遊びました。最後に遊んだ紙筒に自由に色を塗りました。作るという概念にとらわれずに、自由に筆を動かしながら描かれた円柱は、この時期にしか作れない素敵な模様で彩られました。転がしたり、組み合わせたりして遊べるオブジェをご家庭での遊びに活かして下さい。


 

石膏のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年4月3週目
 
作るというより、素材の感触や変化、工程一つひとつを楽しむことに赴きを置いて、偶然からできる産物との出会いを楽しめるよう活動を展開しました。
 
自由自在に変身する粉、石膏を使い、不思議なオブジェを制作しました。
親子・幼児クラスでは2週目に紙に描いた円の形を、紙粘土を使って表現する事で型を作っていきました。個性溢れる型の中に石膏を流しいれ、最後に作品を取り出すと、嬉しそうに作品を眺める姿が多く見られました。
 小学生クラスでは、平らにならした油粘土に木っ端やスーパーボールなどの球や円柱の形を感じられる素材を押し付けて型を作り、そこに石膏を流し込みました。出来上がった作品は、まるで不思議な生き物の化石のようで、子ども達も新鮮な驚きや喜びを感じているようでした。
偶然からできる産物との出会いの中で、素材や形の変化など色々な事を感じられる活動となりました。


 

カプセル球のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年3月3週目
 
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1・2週目は球「で」描く活動でしたが、3週目は球「に」描く活動です。今回登場したカプセル球は普段馴染みがあったようで、子ども達は喜んで早速遊びの世界に入っていきました。前回の球とはまた違った動きや音も楽しみながら、今回もそれぞれのペースに合わせて自由に遊びました。
その後は大きなカプセルを使い、オリジナルボールを作りました。親子・幼児クラスはシンプルに絵の具で彩色し、小学生クラスではマスキングテープやシールなどを使ったり、重ね塗りで複雑な模様を作ったりと、ひと工夫加えた彩色をしました。子ども達の色選びや筆使いなどによって、同じ球でも個性溢れる作品がたくさん出来上がりました。大きさや硬さの違う素材で繰り返し遊びや制作をする事で、形の洞察をより深める事が出来たようでした。 


 

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