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活動報告

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ねんど~む!?

 全クラス 造形 個人制作 2024年2月1週目
 
素材と親しむことに赴きをおき、制作のイメージにとらわれず、自由な発想を引き出せるような流れで、アトリエらしいスノードームを作りました。
 
ねんど〜むとは、以前小学生の子が、作り終えた作品をながめながらつけてくれた名前です。スノードームを作ることを目的にすると発想の幅が狭まるのを防ぐ為に、最初に粘土でひたすら遊び好きな形を自由に作ってから、それをスノードームとして完成させたアトリエのスノードームにぴったりの名前だと思いました。

最初に粘土をみんなに渡し、捏ねたり色混ぜしたりボロボロに細かくしたり好きな形にしたりと、初めて出会う粘土の感触と時間をかけて触れ合いました。たくさん遊んでできたおきにいりの形を茹でて固め、土台に飾り、その粘土をスノードームのように出来ることを伝えました。キラキラやビーズが舞う様子が楽しいからか、自分の作品をスノードームにすることを好意的に、制作していた子が多かったです。

最後に魔法の水(正体は水と洗濯のりを混ぜ合わせたもの)を瓶いっぱいに入れて、粘土の作品を閉じ込めるように蓋をしました。出来上がると、何度も回転させて楽しんでいる子や、水が入った円柱の瓶に入れたことで中身が大きく見えることを発見している子もいました。自分が作った粘土の周りにゆっくり飾りが動いて、いつまでも見ていたいような素敵な世界が出来上がっていました。


 


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もち米しゅうまい

全クラス 料理 個人制作 2024年2月3週目
 
球体を作ることにより、形の特性を感じる事ができます。年度最後に春らしいメニューの球を、食材を使って模り、みんなで楽しくいただきました。
 
球ができたら、この洋服着せるよと、始めに皮にする白とピンクの色をしたもち米を見せました。生のまま味見をしてみるとあまり美味しくありませんでしたが、何ができるのかと興味津々、料理への意欲を膨らませることが出来たようでした。

球の中身はお肉です。ひき肉の中に自分で包丁を使って切ったしいたけやしょうが、それから玉ねぎや調味料を入れて中身の餡を作っていきます。切りにくい食材でしたが、みんなだからこそ、自分で気をつけながら丁寧に切っていました。調味料は、味の調和を感じられるよう、ひとつ一つ味見をしてから加えました。
中身が出来たらいよいよ球の登場です。スプーンと容器で巧みにまるめ、球を作っていきました。出来上がったお肉のボールは最初に登場したもち米の中に入れ、その中でもまたころころ転がすと、周りにもち米がついていきました。球を作り、その球の性質である転がることを利用して調理することによって自然と球の特性が体感できたのではないかと思います。蒸篭から熱々のしゅうまいが登場すると思わず歓声があがり、自分の作ったものを食べる喜びを感じている子どもたちの顔はとても幸せそうでした。形を体感できる一つの方法として、料理の活動はとても有効的であると思います。ご家庭でもぜひ取り入れて頂きたいと思います。


 


発泡スチロールのオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2024年2月2週目
 
円柱を、自分で切ってみることにより、形の断面図を知ることができます。
普段使わない道具を使い、形を体感しながら、カットして作品を作りました。
 
今回の素材は、円柱型の発泡スチロールです。素材の違う同じ円柱ということで、前回の活動とつながり、自然と転がしたり立てたりする遊びが繰り広げられました。

あらかじめ切っておいたパズルのような円柱がでてくると、どうやって切ったのかと想像がひろがり、制作がはじまりました。切るのに使ったのは電熱線で溶かして切るスチロールカッターです。怖がる子もいましたが、やってみたいという気持ちが勝ったようでした。子どもたちは触れるだけで熱くすぐ切れ目がついていてしまう様子にドキドキしながら、シュワっと切れる独特の感触を楽しむように集中して好きな形を切り出していました。親子・幼児は3個、小学生クラスは好きなように分割しました。一旦もとの円柱に戻し、絵の具で色を塗りました。彩色のイメージも白がったようで、側面だけでなく中から出てくる色も楽しめるように、断面も塗っていました。

今回作った作品は、円柱型に重ねたままの状態でももちろんとても素敵ですが、一つずつバラバラにして飾ったり、重ねたものをすこしずつずらして飾ったりと、飾り方一つとっても色々な表情を持っています。またパズルとして遊んでも楽しいです(意外と難しいです。ぜひやってみて下さい)。一つの単純な形の発泡スチロールが、とても多様性のある面白い作品へと大変身しました。


 


幼児:自分の顔/小学生:先生

 幼児小学生クラス 絵画 個人制作 2024年1月3週目
 
モチーフと向かいあい、それぞれ自分の感じたままを自由に表現しました。
 
幼児クラスは鏡を見ながら自分の顔を描いてみようと投げかけました。よく観察しながら伸び伸び気持ちよく描いてくれた子もいれば、最初は「難しい」「恥ずかしい」「描きたくない」と言う子もいました。しかし、徐々に自分なりに自分の顔を描こうと考えながら、何度も描き直したり鏡を見ていて思い浮かんだものを描いたり、それぞれに一生懸命モチーフと向き合っている様子が印象的でした。
小学生は先生を描きました。よく観察しながら最後まで黙々と描いてくれる子が多かったように感じました。全身描いた子もいれば、1番気になったところを描いた子もいて、みんな集中して自分なりに作品を仕上げていました。両クラス共に、いつも以上にその子らしい作品が出来上がっていたように感じました。


 


円柱の描画

 親子クラス 平面構成 集団制作 2024年1月3週目
 
いろいろな素材の円柱を使って、遊んだり、描いたりして遊びました。
 
親子クラスは、もいもいという音が楽しい絵本を読んだ後にスポンジのような素材の円柱で遊びました。転がしたり積んだり歩かせたり、感じるままにそれぞれ自由に動かしました。いろんな大きさのもいもい円柱とたっぷり戯れた後に、それらに絵の具をつけて画用紙にスタンプしました。もいもいの他にも、いろんな円柱の形のスタンプから気に入ったものを選んで押しました。子どもたちはそれぞれのお気に入りを見つけて、楽しんでいるように感じました。できあがると同じ形や色が重なりあい、集まって、もいもいたちが紙の上で遊んだ様子が伝わってくるような楽しい雰囲気の作品が完成しました。


 



ベニヤのお面作り

 全クラス 造形 個人制作 2024年1月2週目
 
身近なものや、具体的な様子がありながらも多様な答えがある題材は、想像を広げます。面を作るという課題を、クラスに合わせた内容で制作しました。
 
親子クラスは顔を、幼児小学生クラスは2月に訪れる節分に合わせて鬼の顔をテーマに活動を展開しました。親子では、いろいろな顔が出てくる絵本を読んで、面を作るイメージを膨らませて制作しました。幼児・小学生では、鬼が出てくる絵本を読んだりいろんな面の写真などを見せると、それぞれの頭に具体的な形が描かれたようで、イメージはあっても実在しない鬼の姿についてたくさんの意見が出てきました。

四角い板から面を切り出して、作品を作りました。ベニヤ板にイメージを描いて、糸ノコで切りました。先月の活動でも使ったので、子どもたちは前回よりも慣れた手つきで好きな形を切り出していました。
色々な形のベニヤ木端などを貼りつけて面を構成していきます。木端を一つ替えるだけでもがらりと表情が変わるので、それぞれ色んな木端を当ててみながら自分のイメージの顔を追求していました。顔のパーツを貼りつけたら白ペンキで一旦下塗りし、絵の具で色塗りもしました。今までより少し手数の多い活動でしたが、子ども達は自分のイメージを大事に、最後まで一生懸命に取り組んでいる様子でした。

同じ一枚のベニヤ板から作り出した作品ですが、木端の組み合わせ方や色の塗り方で実に個性的な作品がたくさん出来上がりました。ぜひお家で飾ってみて下さい。


 


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