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活動報告 平面造形 5ページ目
ダンボールのオブジェ
造形 集団制作 2020年11月1週目
それぞれが自由に描いた線や色が1つの面でつながり、調和のとれた大きな作品を作る経験を通し、協調する楽しさを体感できるよう活動しました。
始めに「おおきいちいさい」という絵本を読んだ後、だんだんと大きい正方形を取り出し大きさを比較し、前回の正方形板を出し活動を振りかえったあと、最後に今回のダンボール板を出しました。「今日のはすごく大きいね。」とつながりを感じている子どもたちに「この間はテープの黄色、今日はおんなじ黄色でもこれで線を描いてみよう」とボールのローラーで描くことを伝えると、それぞれ自由に描き始めました。線がいっぱいになったところで、今度は線と線の間をいろんな色の絵の具で塗りました。 幼児クラスはゆっくり丁寧に塗るクラスもあれば、思いきり体を使って絵の具遊びを楽しみ、やがてダンボールにとどまらず部屋全体を使って楽しむクラスなど、楽しみ方にそれぞれの個性が出ました。 小学生クラスは分割面が多く「細かい部屋が沢山!」と塗り甲斐を感じているようでした。「この色良くない?」「そっちは任せた」など、声をかけあい協力しあって1つの作品を仕上げる姿が印象的でした。
段ボール板を乾かしている間は、小さい同じ正方形の塩ビ板にいろいろな色のシールを貼って彩りました。
透明の面を全部隠すように貼ると、カラフルな板にできることを話すと、色を選び、貼る場所を考えながら、みんなぴったり丁寧に貼っていました。 最後にダンボール板のドアを見せると、すぐにお家になることに気づき、楽しそうに、皆で協力して組み立てていました。お家ができると入ったり出たり、中でくつろいだりと、楽しそうにはしゃぐ声がアトリエに響いていました。最後に穴のあいた屋根をつけて、穴の上に作ったステンドグラスを乗せ、壁をみてごらんと伝えると「虹だ!」「オーロラみたい」と、壁に移りこんだステンドグラスを、目を輝かせて眺めていましたが、まだまだ遊び足りないようで再び屋根付きの家でも思いっきり遊んでいました。
今回は思い思いに活動を楽しみ、一人ではできない素敵な作品ができました。つながる楽しさを経験しながら、協調性を感じられる活動になったと思います。
2020年11月 9日 10:00
円で描く
造形 個人制作 集団制作 2020年4月代替え 2回目
球を使ってあそび、その球を割ったもので円を描くことで、2つの形のそのつながりや、同じ形を重ねてできる美しさを体感できるよう活動しました。
最初にガチャガチャのカプセルを紹介し、色々な大きさのカプセルで遊びました。転がして遊ぶのはもちろんのこと、割って回したり積み重ねてみたり、大きいカプセルの中に小さいカプセルを入れて転がしてみたり、カプセルひとつだけでも遊びの幅が広がっていき、永遠に遊べそうな子どもたちの発想には毎度ながら感心させられました。
カプセルでひとしきり遊んだ後は、今度はカプセルの中にモールやビーズなどの様々な飾りを入れて、自分だけのオリジナルカプセルを作りました。入れる飾りの色や量、組み合わせで、転がした時の見え方が全く変わります。
幼児クラスは、自分の入れた好きな飾りが、転がすとキラキラすること自体を楽しんでいるようでした。小学生クラスは飾りを入れては転がし、見え方を確かめては入れ直してと、考えながら実にじっくりと作品づくりを極めていました。
続いて、カプセルを割って出てきた円の形を、発泡スチロール板に押し当て、円の足跡を見てみました。
他にも植木皿やペットボトルのキャップなど、色々な円の型を並べた上にウレタンマットを敷いて歩いたり寝転がってみたり、体を使って遊びながら楽しみました。やがて気がつけば丸い足跡だらけになったスチロール板の上に、黒いインクをつけたローラーを走らせると、円の足跡がよりはっきり浮かび上がってきます。最後に障子紙を乗せて擦ると、円の足跡の版画が映し出されました。
小学生クラスでは最初に作品を見せ、どうやって作ったか考えてから個人制作に取り掛かりました。円の配置で出来る模様を考えながら、こちらもじっくりと作品づくりに向き合っているようでした。
少し長い時間となった今回の活動ですが、カプセルという素材と存分に触れ合う中で、球から円への形の変化を経ながら、色々な角度から作品作りをじっくりと楽しめた活動となりました。
2020年8月31日 10:00
大きな万華鏡と積み木の花火
造形 個人制作 集団制作 2020年8月2回目
例年なら各地で夏の夜空を彩る花火。今年は経験できないそんな夏の楽しみを感じられるよう、いろいろな素材を使ってみんなで表現して楽しみました。
幼児は制作の意図を感じられるよう、円を分割しでてきた形を組み合わせてカラフルな円を作って遊びました。そしてそのイメージを透明な円に、いろんな色が塗れるようテープを貼り面分割し、色を塗っていきました。どの色にしようか、どこに塗ろうかなと考える表情は楽しそうで、こちらまで嬉しくなりました。
小学生は自分の思い描いたイメージに向かって楽しめるよう、最初に「ねこのはなびや」という花火の絵本を読みました。円の大きさや数も、分割する部屋の線の太さも自由。提示された内容の中で、それぞれが思う花火をじっくりと描いているようでした。出来た作品を紺色の壁面に吊り下げ飾ってみると、ゆらゆら揺れるカラフルな作品たちがアトリエを彩ってくれました。早速「花火みたい!」と声が上がるクラスも!
小休止の後は、幼児クラスは「ねこのはなびや」の絵本を読みました。
「みんなもはなびやになっちゃおう!」と、かずの木という色とりどりの積み木を花火に見立て、積んだり並べたり、ビーズの火薬を詰めたりして遊びました。どうすれば花火っぽくなるか試行錯誤している子や、リボンなど好きな形の花火を作る子、小学生では花火の装置を作る子もおり、それぞれが自由な発想のもと花火づくりを楽しみました。
そうしてアトリエが花火だらけになったら、最後に巨大円柱の仕掛け花火装置が登場です。「みんなの丸がこの装置で変身するよ!」最初に作ったみんなの作品を集めて、大きな円に並べれば準備完了です。「どうなるのかな?」子どもたちが興味津々で円柱を覗くと「うわあ!」と感嘆の声。円柱の向こうでは、みんなの作品が幾重にも広がっては回り、まるで花火のようにキラキラしています。円柱の装置の正体は万華鏡でした。子どもたちも「きれい!」と大喜びで、時間が忘れるくらい花火を回して眺めて遊びました。今年な
らではのアトリエだけの花火大会、作った作品とともにみんなの思い出になったらいいなと思います。
2020年8月24日 10:00
へんしんマスクとテント作り
造形 個人制作 集団制作 2020年8月1回目
作ったもので遊んだり、描いたものを立体に変化させたりとへんしんをテーマに、作ったものを活かし、遊ぶ楽しさを感じられるよう活動しました。
1回目のテーマは「へんしん」です。まず「へんしんおばけ」という絵本を読み、その後に出てきたのは丸や三角、四角のシールがついた塩ビ板です。「へんしんの素だよ」と伝えると、子ども達はワクワクしている様子でした。塩ビ板に好きなように彩色し、シールをはがすと目の部分が現れます。それを顔に当ててみると「あ!お面だ!」と子ども達も分かった様子です。お面と認識した後は毛糸やビーズなどを自分の変身したいイメージに合わせて飾り、個性的な作品に仕上がりました。小学生クラスは何も貼られてない塩ビ板を最初に見せたのですが、「もしかしてフェイスシールド?」とわかる子が何人かいてびっくりしました。
さて、お面が出来てほっと一息ついている所に出てきたのはシーツのおばけです。
おばけの中身が先生だということはすぐに見破られてしまいましたが、シーツにくるまったり、引っ張り合って綱引きをしたり、縄跳びのように飛んでみたりと、子ども達の色々なアイディアに合わせてシーツ遊びを楽しみました。
たくさん遊んだ後はシーツおばけを部屋全体に張り、「おばけを退治しよう!」ということで、最初に作ったお面で変身してから、絵の具の薄め液が入った霧吹きでカラフルに変身させていきました。思い切り遊んだ後だったので疲れてすぐに終わってしまうかな?というこちらの心配をよそに、子ども達は長い時間集中して、一生懸命手を動かし、シーツの表側や裏側両方から彩色を楽しんでいました。小学生は自分たちで絵の具や水の量を考えて調整しながら、オリジナル薄め液作りにも挑戦しました。
最後には仕上げの大変身!ということで、三角屋根型に組んだパイプの上に彩色したシーツを張り、テントを作りました。最後にその中で、彩色したシーツの色の美しさを鑑賞しながらおやつを食べました。
ここ数か月で生活様式が変わり、フェイスシールドもおなじみの物になってきていますが、少しでもそこに今回の活動の楽しいイメージが結びついてくれれば幸いです。
2020年8月10日 10:00
紙粘土のレリーフ
造形 個人制作 集団制作 2020年4月代替え 1回目
球という形を、紙粘土を使って自分で作ることで感じました。素材とふれあい、感触を楽しみながらできた球を組み合わせ、いろんな模様を作りました。
こんにちは。でてきたのは真っ白い球体です。「あ!粘土だ。」と嬉しそう見つめる子どもたちの前で、粘土はコロコロ、べしゃ!にょろにょろと、どんどん形が変化していきます。くねくね、べしゃ!またコロコロ。「あれ?」気が付くと粘土は黄色に変身!?そんなマジックの秘密は粘土に潜ませていた絵の具です。
早くやりたいと興味を示した子どもたちに配り、今度はみんなが挑戦です。どんな色が出てくるかワクワクしながら、自由自在に形が変わる様子や感触を楽しんでいました。中には好きな色が出てこなくてがっかりしたりしてる子もいました。しかし赤や黄色、緑に水色、入れた絵の具の色は7色ですが、組み合わせてこねるといろんな色が生まれます。作る色を考えたり、想像したりしながら混ぜて好きな色も作りました。
好きな色粘土を作ったら、今度はそれぞれのクラスに合わせて形を変えて、板の上に貼っていきました。
小さい球が集まるといろんな形が描けます。小学生はテーマである球だけで好きな模様を描いてみようと提案し、それぞれ作りたいイメージを考えてから描きました。感覚的に組み合わせたり、具体的な形をめざして組合わせたり、それぞれに創意工夫を凝らして作っていました。親子クラスは好きなようにできた形を、幼児クラスは小さいころころくんにしてそれぞれ自由に組み合わせていきました。できた模様は形や模様の変化の面白さを感じられるよう、最後に板でつぶしたり、さらに模様を加えたりもして描きました。
それぞれに粘土を使い描いた後は、同じ粘土とカプセル球を組み合わせて不思議なボールも作りました。
中に仕掛けたビー玉の重さが偏り、まっすぐ思うように動かないボールです。粘土で仕掛けを隠した後は、みんなで転がしたり、絵の具をつけて描いたりして遊びました。あっちこっちへ「やだよ~。」と行ってしまうボールとともに「やだよ~。」と笑いながらその動きを楽しんでいました。
2020年8月 3日 10:00
波段ボールのモザイク版画
親子幼児クラス 造形 集団制作/小学生クラス 造形 個人制作 2020年7月3週目
正方形と直角二等辺三角形の素材を使い、組み合わせて描くことで、2つの形の関係性、秩序ある模様からできる美しさを体感できるよう活動しました。
親子幼児クラスは、正方形と、それを半分に切った形をした三角形のモザイクを見せ、見立て遊びをしたり、二つの形を組み合わせてお部屋に戻したりして遊びながら、三角と四角とじっくり触れ合いました。
続いて登場したのは、もっと大きな、波ダンボールでできた三角と四角です。「この三角と四角のお家はどこだろう?」机の上に広げられた紙を見て、三角が二つすっぽり入るマス目が書いてあるのを見つけた子どもたちが、「ここに入るよ!」と教えてくれたので、そのマス目に沿って三角と四角を貼っていきました。三角と四角がお家に帰ったら、色のついたローラーで色を付けていきました。「ローラー列車を走らせよう!」や「三角にご飯を食べさせよう!」など、子どもたちはそれぞれの感性でストーリーを描きながら、彩色を楽しんでいたようでした。最後に、彩色した波ダンボールの上に障子紙をかぶせて、その上に乗ったり転がったりして遊んだあと、障子紙を外すと、三角と四角の版画の完成です。浮かび上がった三角と四角の縞模様を見て、「しましまだ!」と驚き喜んでいるようでした。
小学生は、幼児クラスの作品を見せ、どうやって作ったか、どんな特徴があるかを考えてから、1人1枚板を渡し、その中に自分で切った三角と四角を構成していきました。
波ダンボールの目の向きを変えるだけで模様が変わることや、三角と四角の形を組み合わせることで新しい形が見えてくることなどに子どもたち自身で気づいて、目の向きや三角と四角を並べる位置など試行錯誤を重ねながら作品を作っていきました。版画も、重ね刷りしたり単色刷りしたり、好きな色を作ったり、自分の作品のイメージに合わせて自分たちで選びました。限られた形で表現する難しい活動でしたが、その中で子どもたちの工夫がみられ、同じ形を使っていても、それぞれの個性が光る作品に仕上がったと思います。
2020年7月20日 10:00
紙粘土のオブジェ レリーフ絵画
造形 個人制作 集団制作 2020年1月3週目
紙粘土を使って、親子は素材で遊びながらいろいろな工程を通して変化させながら、幼児小学生は描いたモチーフを、粘土を使い立体的に表現しました。
親子クラスは紙粘土で作った形に色を塗って使って版画をしました。 はじめに絵本を読みました。「もけらもけらでけでけ…」へんてこな絵本の言葉にあわせて出てきた粘土はいろんな形に変身していきます。その様子を不思議そうに、時どきニヤッと笑いながらじっと見ていた子どもたち。粘土を配るとうれしそうに手に取って、ちぎったりまるめたりと自由に操りながら、できた形を1枚の板の上に貼りました。
板に貼った粘土を、今度は板を乗せてつぶし、その上から麺棒でたたきました。太鼓のバチのようにしてたたいたり、お餅つきのようについたりと、体を使って遊びました。「ついたお餅に味付けしよう。」最後の仕上げにローラーで色を塗り、和紙をかぶせて刷ってみると、でこぼこ模様の素敵な作品ができました。
幼児小学生クラスは、テーマの円柱を感じる季節を意識した植物のモチーフを、板の上にデッサンし粘土を貼って描きました。
「今日は何をするのかな?」何もないテーブルにモチーフを取り出すと、「1月お正月らしい木だね。」「どんな形かな?」とテーマとのつながりを感じているようでした。はじめにモチーフをよく見たり触れたりして観察しました。そしてモチーフを課題としてとらえないよう「どんなふうに見える、どんなふうに描きたいかな?」と投げかけ制作を始めました。見ているうちにいろんなもののイメージが広がる子、写実的に描きたくて難しいと感じる子、素材を見て好きなものを描きたくなる子など感じ方はさまざまです。それぞれの思いでデッサンが始まると、どの子も真剣なまなざしで自分の描きたい答えに向かって取り組んでいました。粘土を貼ったり、色を塗ったりといくつかの工程を通しそれぞれの思いで表現した作品は、同じモチーフから想像できない個性豊かなどれもその子らしい素敵な作品ばかりで、見ている私たちに感動を与えてくれました。
2020年1月27日 10:00
紙の織物
造形 個人制作 集団制作 2020年1月2週目
それぞれに描いた作品と、みんなで描いた作品を組み合わせて作ることで、個性がつながり、新しい模様が描かれることを体感できるよう活動しました。
親子・幼児は始めに「くるくるくるん」という筆で描いた線がくるくる絡み合っていく不思議な絵本を読みました。絵本のイメージに合わせて筆に絵の具をつけて細長い画用紙に「くるくる~すー」と色を塗って見せると、子どもたちはわくわくとした表情ですぐにやりたがりました。自分の身長を超えるか超えないかの長い画用紙は塗りがいがあったようで、好きな色を混ぜたり重ねたりしながらみんなじっくりと取り組んでいました。出来上がると一枚一枚が素晴らしい絵画のようで、とても見ごたえがありました。
みんなが終わった頃に今度は大きな紙が登場しました。机に広げると何やら切った跡があり、「なんだろう?」と反応する子どもたち。「これは後でひみつがあるんだよ」とお楽しみにして、まずはローラーでコロコロ色を塗りました。いろんな色をみんな伸び伸びと転がして、大きな紙はあっという間にカラフルに彩色されました。そして最後に大きな紙の切込みに最初につくった一人一人の細長い作品を織り込みました。みんなで作った作品とそれぞれの作品が合わさり色とりどりの美しい紙の織物が完成しました。
小学生は最初にみんなでひとつの紙に思い切り彩色を楽しんでから個人制作をしたほうが気持ちよく取り組めるのではないかと考え、先に切込みがある大きな紙にみんなで色を塗りました。
ローラーで力強く何度も何色も塗り重ねてみるみる深い色合いになっていくクラスが多いのが印象的でした。
そのあと、親子・幼児と同じ絵本を読んでから細長い紙をそれぞれ塗りました。自分の中の物語やテーマを描く子もいれば、好きな色を並べるように塗る子もいました。また「さっきみんなで作った作品と最後に合体させるよ」と伝えると、それを意識して雰囲気が合うように塗る子も見られました。
どのクラスも最後に自分たちの作品をみんなで作った作品に織り込んで合体させました。単体で見るとそれぞれ個性的な作品たちが、ひとつに合わさると全く違って見える面白さが感じられました。
2020年1月20日 10:00
正三角形の色面構成
親子幼児クラス 造形 集団制作/小学生クラス 造形 個人制作 2019年12月1週目
正三角形の特徴を認識できるよう、意識した造形活動です。正三角形で遊んだり描いたりしながら、秩序ある形を組み合わせてできる模様を感じました。
最初にテーマである三角を遊びながら感じられるよう、正三角形のモザイクを正三角形の型に入れて遊びました。子どもたちは作りながら、どの辺を合わせてもぴったりくっつく様子や、色から作り出される模様作りを楽しんでいるようでした。小学生は更に2倍の菱形、3倍の台形と規則性ある形も使い型に入れました。形を交換してはその度できる新たな模様を、作るだけでなく互いに見せあいながら楽しんでいました。
しばらく遊んだあとはもっと大きい三角に表現しようと、大きな三角ダンボール板が登場しました。幼児クラスは大きな正三角形の中に書いてある正三角形の線に沿って割りばしを貼り、分割した三角に好きな色を塗り、みんなで作り上げていきました。はみ出さないよう一生懸命貼ったり塗ったり、自由に色を組み合わせたりとみんな夢中で没頭し、先ほどのモザイクのような世界がたちまち広がりました。最後にできた三角を貼り合わせると三角錐ハウスの完成です。出たり入ったり遊びながら自分たちの作品を楽しみました。
親子クラスは、幼児クラスより少し小さい三角を1人1枚表現しました。線に沿って貼る子や、自由に分割する子、色塗りを楽しむ子など、年齢によってそれぞれ響いた楽しみ方で三角と触れ合いました。
小学生クラスは、1人1枚の正三角形の板と、規則性ある長さの棒を数種類用意して、どう料理するかを子どもたちに委ねてみました。
どの子も並べては変え、じっくり分割構成に取り組んだり、組み合わせて絵を描いたりと、それぞれの方法で与えられた線を見事に使いこなし、その秩序の中で三角を個性的豊かに描いていました。そこに彩りが加わり、同じ形からじつにさまざまな世界観の作品が出来上がっていました。今回は自由に描くのではなく、秩序ある形を組み合わせることでできる、幾何学的な模様との出会いを経験しました。創意工夫の中で、新たな世界に触れられたのではないかと思います。
2019年12月 9日 10:00
キャンバスアート
小学生クラス 造形 集団制作 個人制作 2019年11月1・2週目
自分の描きたいものを躊躇せず、くり返し試行錯誤して描けるよう、2週続けて1枚のキャンバスに描きました。下塗りから始まり、1つの面がどんどん変化していく様子をその都度感じながら、それぞれのペースで描きました。
まずはみんな気になる先月作った風船の作品を見ることにしました。ふわわだった毛糸は固まって、みんなの手によってそれぞれの形が出来ていました。風船の空気を抜いて取り出すと、球状になった子は転がしてみたり嬉しそうに眺めたり、それぞれ自分の作品に愛着を持って接しているように感じられました。
風船の作品が無事に完成したところで、改めて今回の活動を始めました。最初に「いろ、いきてる!」という絵本を読んでから今回使うキャンバスを見せました。そして「キャンバスに描く前にみんなで大きい紙にいろいろ試してみよう」と伝えてから、色んな形のヘラを使って絵の具を触ってみることから始めました。子どもたちはヘラを度々交換してそれぞれの特性を確かめながら夢中になって絵の具を伸ばしたり削ったり黙々と取り組んでいました。そうして紙が破けそうになるまでやり込んでから、いよいよキャンバスに向かいました。絵の具の定着を良くするために下地材のジェッソを塗ったところで、だいたいのクラスは1週目の活動が終わりました。
2週目は1色選んでキャンバスに塗ってみるところから始めました。
いつもの紙と違って水で濡らしても破けず雑巾で擦ると絵の具が拭きとれる本格的なキャンバスに、子どもたちはいい緊張感をもらっているように感じました。モチーフのない絵画でしたが、一人一人キャンバスという世界に向き合っていろんな道具を使ったりほかの色を加えていくうちに自分が描きたいものを見つけて表現したり、興味を持ったやり方で試行錯誤を繰り返しながら追及していました。完成した作品を見るとその子らしさが見事に表れている作品が多い一方で、意識的にいつもとは違う雰囲気に仕上げている子もおり、子どもたちの新たな一面が見られた活動になりました。
2019年11月18日 10:00
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