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活動報告

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遊んで描く空間アート

 全クラス 造形 集団制作 2021年10月2週目
 
2週目に登場したのはゴムと毛糸の長い線です。毛糸を使って思いっきり遊んだり、描いたり、1つの素材からできる、様々な表現活動を展開しました。
 
部屋中ゴムを張り巡らせてあそびました。ゴムに当たらないように跳んだり、くぐったり、思いっきり体を動かして遊びました。遊んでいると、毛糸玉がポーンと飛んできました。夢中で毛糸玉を追いかけたり、投げたりしているうちに、どんどん毛糸がゴムに絡んでいき、最後には部屋全体が、様々な色の線で構成された大きな毛糸のオブジェになりました。幼児・親子は毛糸の筆を作り、墨汁を付けて障子紙に描きました。いつも使っている筆とは違い、思いがけない線や点が描かれました。最後に毛糸のボールに、筆で描いたよりも濃い墨汁をつけて転がすと、墨の濃淡で表現された迫力のある作品が出来上がりました。小学生は遊んで作ったオブジェのイメージをダンボール板とピンを使って表現し、作品にして持ち帰りました。毛糸という一つの線の素材から、様々な遊び方、表現方法があることを感じる活動でした。


 

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ボールチェーンアート

 全クラス 造形 集団・個人制作 2021年10月3週目
 
くねくねと動きが面白い素材の性質を活かして、遊んだり描いたりするなか、線の動きによって変化する模様つくりをみんなで楽しめるよう活動しました。
 
今月最後の活動に登場した線の素材は、普段の生活で見たことがある子も多いボールチェーンです。まずはその特徴的な動きを手に取って触れ合うことによって体感し、その後に色々な長さのチェーンを使った集団・個人作品の制作を楽しみました。
チェーンによって描かれていく模様は、動かし方や絵の具のつけ具合などによって変化していきます。子どもたちは普段違う用途で使われるチェーンから色々な不思議な模様が生まれる事が意外だったようで、新鮮な驚きの表情がとても印象的でした。
チェーンでの遊びも制作も、小さな変化の積み重ねが面白い活動です。今までたくさんの経験をしてきた子どもたちは、その小さな変化に敏感に気づき、色々な発見を楽しんでいる様子でした。過去の経験を次につなげながら創造力を働かせ目の前の事を楽しめる力を持つ子どもたちに改めて驚かされた活動となりました。


 


ロープと粘土のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2021年10月1週目
 
ロープの線を使った制作です。動きのある素材が紙粘土を組み合わせることで、1本の線から様々な立体ができる面白さを体感できるよう活動しました。
 
今回の制作素材のロープであそび、触れ合うことから活動をはじめました。長いロープをヘビに見立てお散歩させたり、電車ごっこをしたりと、全身で体感したり、巻いたり引っ張ったりと動かしながら、いろんな形に変身させて触れ合いました。素材で自由に遊ぶことによって親しみを持ち、その特性も十分に体感できたようでした。 
充分素材と触れ合ったあとは、ロープと紙粘土を組み合わせて、作品をつくりました。始めはみんなおなじ細っちょで真っ白な長いロープが、それぞれのストーリーを通して形を変えて色付けされ、個性的なオブジェに変身しました。自由に形作りができる素材の感触に魅了されたようで、いろんな形を作っては、変化していく様子を楽しみながらそれぞれに工夫をこらし制作している姿が印象的な活動となりました。


 

おはりこのオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2021年9月3週目
 
2週目に作ったおはりこを、更に変化させていきました。色々な素材に触れ合いながら、自分のイメージしたものを作りだす楽しさを体感しました。
 
今回はそれぞれが作ったおはりこに加えて、色々な形の素材を取り入れ、自分の作りたい物を自由に表現する制作でした。ひとつの同じ形がそれぞれの感性によって個性豊かな作品に変化していった、とても面白い活動となりました。

最初に自分が頑張って作った、しっかりと乾いて固まっている作品を手にすると、子どもたちから驚きや感動の声がたくさんあがりました。いくつかの見本をみる中で、自分が作りたいと思ったかたちを、感じたままにオブジェとして表現していきました。
デザインを考え、素材を貼り、絵の具で着色するという一連の流れは少しボリュームのある活動でしたが、どの子も色々と試行錯誤しながら最後まで作品としっかり向き合っている姿が印象的でした。2週連続の制作だったので、その分達成感や満足感もとても大きい活動となったようでした。


 

風船のおはりこ作り

 全クラス 造形 個人制作 2021年9月2週目
 
2週続けての活動です。1回目の活動では、みんなが好きな風船と存分に触れ合い、その特性を活かして作品の土台となる形を作る事を楽しみました。
 
今回は1週目の制作で登場した折り紙と同じ、カラフルな風船を取り入れた活動を展開しました。まずは部屋いっぱいの風船で身体を思い切り動かしながら自由に遊び、その後にその風船を使って3週目につながっていく制作に取り組みました。
丸い形の風船に四角い紙を貼っていく事によって、平面のものを構成して立体物が出来上がっていく様子を、自分の手で実際に作り上げていく事を通して体感しました。
作品を丈夫にする為に、紙の種類を変えながら風船の周りに4重に重ねて貼っていきました。単純作業なので少し大変かもという心配をよそに、割れない風船を作りたいという強い思いからか、最後まで頑張って作り上げる頼もしい姿が見られました。
 小学生の子どもたちには、3週目に作品を更に変身させられることを伝え、それぞれ制作のイメージに合わせて、大きさや個数を選択してから作りました。


 

コラージュ版画

 全クラス 造形 個人制作 2021年9月1週目
 
多様な形を組み合わせて統一された模様ができることを、親子幼児クラスは作り出した形で、小学生は秩序ある形を組み合わせて描くことで体感しました。
 
コラージュという技法と版画、2つの工程を通して作品を作りました。親子幼児クラスは素材と触れ合い感触を楽しみ、遊びながらできた形を組み合わせて描きました。
特に日常ではあまり経験しない紙を破くという工程は、子どもたちにとって新鮮なあそびだったようです。遊びながらできた形から、どんどん発想を広げ、一つの面にそれぞれのストーリーが描かれていく楽しそうな様子が印象的な活動となりました。  
小学生クラスは、丸や三角や四角から形を選び、組み合わせて描きました。1つの形を意識してデザインし、他の形と比較することで、それぞれの特性を感じ、同じ工程から様々な模様が描かれることが体感できるよう活動しました。経験の多い版画の活動でしたが、子どもたちはいろいろな技法をかさねることで、複雑な表現ができる面白さを感じてくれたようでした。 


  

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