HOME > 活動報告 > 3ページ目

活動報告 3ページ目

円柱の描画

 全クラス 造形 集団制作 2023年5月1週目
 
円柱の転がる性質を活かして制作しました。素材で自由に遊んだり、みんなで大きい面に描いたり、そして鑑賞することで体感できるよう活動しました。

親子・幼児クラスではまず円柱の積み木で遊んで形に親しんだ後、子ども達の身体ほどの大きさの紙管で描画をしました。周りにスポンジテープを貼り、絵の具を塗って転がすと、線の軌跡がどんどん重なって複雑な模様が描かれていきます。みんな絵の具だらけになりながら、全身で楽しんでいました。
小学生クラスでは一人ひとりの紙管に、どこにテープを貼ったらどんな模様が出来るのか頭の中で想像しながら、好きなようにテープを切って模様を作りました。1つ作って、描画を少し楽しんでから2つ目の紙管を渡すと、1個目の経験を活かしながら自分の作りたい模様を追求していました。
どのクラスの子ども達も、何度も描画を楽しんで出来た迫力ある作品を最後に観た時の表情は、達成感に満ち溢れているようでした。


 

石膏のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年4月3週目
 
作るというより、素材の感触や変化、工程一つひとつを楽しむことに赴きを置いて、偶然からできる産物との出会いを楽しめるよう活動を展開しました。
 
自由自在に変身する粉、石膏を使い、不思議なオブジェを制作しました。
親子・幼児クラスでは2週目に紙に描いた円の形を、紙粘土を使って表現する事で型を作っていきました。個性溢れる型の中に石膏を流しいれ、最後に作品を取り出すと、嬉しそうに作品を眺める姿が多く見られました。
 小学生クラスでは、平らにならした油粘土に木っ端やスーパーボールなどの球や円柱の形を感じられる素材を押し付けて型を作り、そこに石膏を流し込みました。出来上がった作品は、まるで不思議な生き物の化石のようで、子ども達も新鮮な驚きや喜びを感じているようでした。
偶然からできる産物との出会いの中で、素材や形の変化など色々な事を感じられる活動となりました。


 

円の構成画

 全クラス 造形 集団制作 2023年4月2週目
 
先週粘土で描いた円を、みんなで大きい面に描きました。沢山の丸、個々の表現が調和して、一つの作品ができる楽しさを体感できるよう活動しました。
 
まず丸が出てくる絵本で形を再認識した後、各クラスの活動に移りました。
親子クラスでは色々な丸の素材で遊んだ後、植木皿で作ったスタンプで紙に円を描き、色を塗りました。スタンプを押す音に響いたり、腕を一生懸命動かして思い切り色塗りをしたりと、それぞれのペースで気に入った遊びを楽しむ事で、身体全体で丸の形の特性を感じる事が出来ました。
幼児・小学生クラスでは大きな紙に筆で円を描きました。描く子によって個性が表れた丸がたくさん生まれ、その丸の中に好きな色を塗っていくと、最後には迫力のある作品が出来上がり、子ども達から自然と歓声があがりました。
個々の表現が自然と調和して、1つの作品となっていく楽しさや喜びを体感できたようでした。


 

紙粘土球のコラージュ

 全クラス 造形 個人制作 2023年4月1週目
 
先月遊びや制作を通して体感した球を、紙粘土を使って作りました。球を模ったり、つぶして円を描いたりしながら、球と円のつながりを体感しました。
 
親子クラスは素材で遊びながら制作へと展開しました。制作を楽しく体感できたと思います。好きな形を作ったり、転がしたりして遊びの流れから作為なく構成されてできた、この時期にしかできない素敵な作品ができました。 
幼児と小学生クラスは、絵の具を忍ばせておいた白い粘土の球体をこねて色粘土を作りました。どんな色が出てくるかドキドキしながら楽しそうに作っていました。できた色粘土を球体に丸め、板の上に貼っていきました。できた模様は形や模様の変化の面白さを感じられるよう、最後に板でつぶしたり、さらに模様を加えたりもして描きました。意外性のある工程を通して、球を作る・円を構成する経験を、自発的に楽しんでいました。つぶしちゃうなんて思わなかったよ!と楽しそうに伝える子どもたちの笑顔が印象的でした。


 

カプセル球のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年3月3週目
 
同じ球体でも、さまざまな違いで動きが変わり、感じ方も変わってきます。カプセルの球で遊び、中に模様を描くことで新たな球の性質を感じました。
 
1・2週目は球「で」描く活動でしたが、3週目は球「に」描く活動です。今回登場したカプセル球は普段馴染みがあったようで、子ども達は喜んで早速遊びの世界に入っていきました。前回の球とはまた違った動きや音も楽しみながら、今回もそれぞれのペースに合わせて自由に遊びました。
その後は大きなカプセルを使い、オリジナルボールを作りました。親子・幼児クラスはシンプルに絵の具で彩色し、小学生クラスではマスキングテープやシールなどを使ったり、重ね塗りで複雑な模様を作ったりと、ひと工夫加えた彩色をしました。子ども達の色選びや筆使いなどによって、同じ球でも個性溢れる作品がたくさん出来上がりました。大きさや硬さの違う素材で繰り返し遊びや制作をする事で、形の洞察をより深める事が出来たようでした。 


 

キャンディーボールの描画

 全クラス 造形 集団制作 2023年3月2週目
 
遊んだボールに絵の具をつけて描くことで、球の動きを視覚で感じました。遊びながら描かれた、偶然の産物との出会いを楽しめるよう活動しました。
 
先週に引き続き色々な球で遊びました。性質の違う球を使い、同じ環境でくり返し遊ぶ事で、遊びの創造が広がっていきました。集めて転がしたりコースから転がしたりと、それぞれ好きな遊び方で、球の動きを楽しんでいました。
自由に遊んだ後は大きい紙を敷いた床の上で、絵の具をつけたゴムボールを使い、球の動きや形を視覚で体感しました。親子クラスは絵の具ボールが飛んでくる迫力に驚いている子もいましたが、幼児や小学生クラスは、みんなで夢中になってボールを追いかけながら、楽しそうに遊びながら描いていました。
最後に壁に飾って作品と対面です。子どもたちは、遊びながらいつの間に描かれた迫力のある大きな作品との出会いに驚きつつ、春の訪れを感じさせるような素敵な模様を満足そうに眺めていました。 


 

ビーズの軌跡

 全クラス 造形 集団制作 2023年3月1週目
 
沢山のビーズを使って、遊んで描きました。転がす、投げる、観察する。素材を感じたままに、湧きだす多種多様な発想を活かして活動を展開しました。

新年度最初の活動ではたくさんの小さな木製のビーズを登場させました。新しいクラスに始めは緊張した面持ちの子もいましたが、たった1粒のビーズを見ただけで安心したような表情になったようでした。そしてひとたび遊び始めると、それぞれのやり方やペースで球の遊びを思う存分楽しんでいました。
遊んだ後は雨どいを使って、親子・幼児クラスは長くつなげたコースに、小学生クラスではみんなで相談して作り上げたコースに、絵の具をつけたビーズを転がしました。軌跡がどんどん重なり、色が変化していく様子や、だんだん遅くなっていく面白い動きも楽しみながら、何度も繰り返しビーズを転がしました。1つの素材での遊びから制作を通して、形の特性を十分に体感しながら子ども達の様々な発想にも出会う事が出来た活動となりました。


 

新聞紙ボールの描画

 全クラス 造形 集団制作 2023年2月3週目
 
素材で遊び、作った球で描きました。それぞれ思いっきり楽しめるよう意識して、球と円の関係性、みんなで描く楽しさを体感できるよう活動しました。
 
始めに新聞紙を使って自由に遊びました。ものを破く・壊すという、あまり経験できない新聞遊びは新鮮だったようです。細かく切って落ち葉や雪に見立てて飛ばしたり、丸めて投げたり転がしたりと、それぞれの遊び方で十二分に楽しんでいました。 素材と十分触れ合った後は、丸めた新聞ボールに絵の具をつけて、円形の型をつけた画用紙に彩色しました。今回は要望に合わせて、いろいろな色を出していきました。新聞紙を丸める事によって生まれる模様はでこぼこで、スタンプすると部分的に色がつくため、濁色になりません。形を描く外枠をはずし、大きな円が現れると思わず歓声が上がりました。みんなの色が組み合わさってできた、躍動感のある調和の取れた作品との出会いから、色のつながり・みんなで描く楽しさを体感できたようでした。


  

果物や野菜のオブジェ

 全クラス 造形 個人制作 2023年2月2週目
 
形を形成することで、特性を体感できるよう活動しました。先週と同じ素材を使ったり設定を同じにしたりと、つながりのある活動で経験を深めました。
 
経験を深めるため前回と同じ素材や環境を用意して、つながりを意識した活動を展開しました。親子クラスは絵本に出てきたりんごのようなボールで遊んだあと、スチロール球の芯に前回も出てきた紙粘土を貼り付けて、イメージを表現しました。できた形を自由に彩色して芯をつけると、オリジナルりんごの完成です。自分のりんごを愛おしそうに抱えるその姿がとても印象的でした。
幼児・小学生クラスは引き続きモチーフを登場させての活動です。球や円柱の果物や野菜の中から好きな物を1つ選び、幼児は1個の不定形なスチロール、小学生は小さいスチロールを自分で組み合わせて作った芯に、紙粘土を貼って細かい所を表現していきました。2週続けて同じ環境を用意する事で、形を平面と立体に描くという、2つの経験がより深まったようでした。


  

円柱のオブジェ/モチーフを描く

 親子クラス 造形 個人制作/幼児小学生クラス 絵画 2023年2月1週目
 
親子クラスは紙粘土を使って活動しました。感触や形の変化を楽しめるよう、素材と十分に触れ合い、自由に円柱に組み合わせて描きながら、オブジェを作りました。
 
まずは子ども達の大好きな素材、紙粘土を使って遊びました。形を変えて見立て遊びをしたり、坂道で粘土玉を転がしたりと、子ども達の様子や興味関心に合わせた遊びを楽しんだ後、今度は色粘土を円柱状のガラスの試験管に貼り、自由に描いていきました。素材の質感の対比も楽しみながら、素敵なオブジェが出来ました。


幼児小学生クラスはモチーフを見ながら絵を描きました。題材を見たまま感じたままに、それぞれが描きたい世界を自由にのびのびと表現できるよう意識して活動しました。

今回のモチーフは、円柱や球の形を感じられるサボテンです。その独特な形に多くの子が興味津々で、絵を描く事への期待や意欲が高まったようでした。紙全体を作品に仕上げていくのはなかなか大変ですが、それぞれが一生懸命作品と向き合い、作り上げた後の子ども達の表情は達成感に満ち溢れていました。程良い緊張感の中で、自分の表現したい世界を追求する事を楽しんでいたようでした。


 


<<前のページへ12345678910

100件以降の記事はアーカイブからご覧いただけます。

TOP