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活動報告

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へんしんマスクとテント作り

造形 個人制作 集団制作 2020年8月1回目
 
作ったもので遊んだり、描いたものを立体に変化させたりとへんしんをテーマに、作ったものを活かし、遊ぶ楽しさを感じられるよう活動しました。
 
1回目のテーマは「へんしん」です。まず「へんしんおばけ」という絵本を読み、その後に出てきたのは丸や三角、四角のシールがついた塩ビ板です。「へんしんの素だよ」と伝えると、子ども達はワクワクしている様子でした。塩ビ板に好きなように彩色し、シールをはがすと目の部分が現れます。それを顔に当ててみると「あ!お面だ!」と子ども達も分かった様子です。お面と認識した後は毛糸やビーズなどを自分の変身したいイメージに合わせて飾り、個性的な作品に仕上がりました。小学生クラスは何も貼られてない塩ビ板を最初に見せたのですが、「もしかしてフェイスシールド?」とわかる子が何人かいてびっくりしました。


さて、お面が出来てほっと一息ついている所に出てきたのはシーツのおばけです。
 
おばけの中身が先生だということはすぐに見破られてしまいましたが、シーツにくるまったり、引っ張り合って綱引きをしたり、縄跳びのように飛んでみたりと、子ども達の色々なアイディアに合わせてシーツ遊びを楽しみました。
たくさん遊んだ後はシーツおばけを部屋全体に張り、「おばけを退治しよう!」ということで、最初に作ったお面で変身してから、絵の具の薄め液が入った霧吹きでカラフルに変身させていきました。思い切り遊んだ後だったので疲れてすぐに終わってしまうかな?というこちらの心配をよそに、子ども達は長い時間集中して、一生懸命手を動かし、シーツの表側や裏側両方から彩色を楽しんでいました。小学生は自分たちで絵の具や水の量を考えて調整しながら、オリジナル薄め液作りにも挑戦しました。

最後には仕上げの大変身!ということで、三角屋根型に組んだパイプの上に彩色したシーツを張り、テントを作りました。最後にその中で、彩色したシーツの色の美しさを鑑賞しながらおやつを食べました。
ここ数か月で生活様式が変わり、フェイスシールドもおなじみの物になってきていますが、少しでもそこに今回の活動の楽しいイメージが結びついてくれれば幸いです。


 

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 親子クラス 造形 個人制作/幼児小学生クラス 絵画 2019年0月1週目
 
線を組み合わせて作った形に、色のついた液体ロウを流し込み、カラフルな模様を描きました。素材の性質や変化の面白さを味わいながら制作しました。
 
今週も線をつなげて描く活動です。先週のストローを見せた後にいろんな長さがある黒い棒を見せました。「れんけつがっちゃん!」絵本のイメージから線をつなげ、箱の中を分割しました。「お部屋ができるとお客さんが来るよ」と話すと楽しみな様子で棒をつなげ、お部屋を区切っていました。お客さんとはカラフルな液体のロウです。好きな色を好きな場所に、それぞれのイメージを意識しながら流し込んでいました。  
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 親子幼児クラス 造形 集団制作 2024年11月1週目
 
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前回、空間を線でつなげ立体に描いた経験を、平面に描くことで深めました。
 
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