活動報告

三角錐のイルミネーション

造形 個人制作 2018年12月1週目
 
みんなが描いた三角形を組み合わせると素敵な三角錐のオブジェができました。平面と立体の関係性、みんなで1つのものを作る楽しさを体感しました。
 
まず始めにいろいろな三角が出てくる絵本を読み、その流れで正三角形の障子紙を見せました。その紙をきれいに飾り付けてみようということで、登場させたのは、ローズウィンドウペーパーという薄い紙です。たくさんの色がある中から好きな色を選び、ティッシュのように薄いその紙を、手先を使ってちぎってから障子紙に貼りました。貼る際には色塗りも楽しめるよう、水で薄めたボンドにインクで色をつけたものを障子紙に塗りました。ローズウィンドウペーパーはとても薄いので障子紙に貼り付けると1枚の紙になったかのように一体化します。更に指でこすると色がにじみ出てグラデーションのような風合いになりました。
子どもたちはその不思議な変化を楽しみながらたくさん貼っていました。小学生クラスは、ボンドの色つけも自分で行ったので、色のバリエーションが増し、更に複雑で個性的な作品が色々出来上がりました。


それぞれが飾り付けた三角の紙は、三角錐の骨組みに貼り付けて鑑賞しました。
 
それぞれが作った三角を集めて飾ると見事に大きな一つの作品になりました。また、立体の三角錐に自分たちで平面の正三角形を貼り付けていくことによって、平面から立体へのつながりを体感することが出来たようでした。
最後にできた三角錐の作品の中にライトを入れ、部屋の電気を消して鑑賞しました。暗闇の中にそれぞれの描いた三角の色が調和して優しく浮かび上がり、アトリエの中に幻想的な世界が広がりました。自分たちが作った作品が生み出す光を見た子どもたちの感動している表情がとても印象的な活動となりました。
作品は、光が透けるような場所に飾ったり、ミニ三角錐を作ってランプシェードを作ったりして、ご家庭でも生まれる美しい光を楽しんでみてください。


 

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