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活動報告 立体造形: 2018年5月

積み木あそび

造形 集団制作 2018年5月3週目
 
円柱と四角をつなぐ活動です。テーマに基づきみんなで1つの世界を作りだすことで、つながりあうことの必然性、心地よさを、自然と感じていました。
 
小学生クラスは、「大きな丸い台の上に積み木で何を作りたい?」と聞いて、みんなで相談し合ってからそれぞれ作り始めました。お城や街や円筒状のドームをみんなでわいわい作ったり、好きなものを作りたい子も、他の子の作品とつながる楽しさに出会えるように、丸い台を意識して作りました。みんなの勢いは時にはその丸い台を飛び出して、終わりの頃はアトリエにはすっかりみんなの世界が広がっていました。


幼児クラスは、いろんなケーキが出てくる絵本を読んでから、「大きな丸い台の上にケーキを作ってみない?」と誘いました。

みんなの発想のきっかけになればと提案したイメージに、子どもたちは嬉しそうに、乗ってきてくれました。みんなで大きなケーキを作るか1人で作るか相談して、それぞれ作り始めました。積み木の土台が出来てきたころに、「果物やクリームはいかが?」といろんな色のモザイクを出すと、作品のイメージに合わせて飾っていました。大きなケーキはみんなの夢が詰まっていて、食べたら素敵な味がしそうなケーキでした。なかには登れるようにはしごや階段が付いている子もいて、とてもユニークで見ている方も楽しくなるケーキでした。


親子クラスはいろんな丸い動物が出てくる絵本を読んでから、小さな円台に積み木を乗せたりして遊びました。

積み木を積んだり投げたり落としたり、それぞれ自由に積み木と触れ合っていました。その後、個々の円台や作品を積み木で繋げてそこにビーズを流し入れました。坂を登ったりビーズを転がしたり、みんな生き生きとした表情で遊んでいたのが印象的でした。




円柱石膏のオブジェ

造形 個人制作 2018年5月2週目
 
素材で遊びながら制作しました。選んだ色や意図して描いた模様が動かすことで変化し、予想のできない新しい形や、模様ができる様子を体感しました。
 
まずは前週に作ったパンを思い出しながら、色や形が似ている円柱の積木で遊びました。並べて転がしたり、たくさん積んでみたり、円柱の特性を存分に活かしながらそれぞれしたい遊びを展開していました。たくさん遊んだ後には、途中から遊びに出てきた透明円柱ケースを使っての制作を行いました。

親子クラスはケースの中に絵の具の薄め液で色をつけた後に石膏液を流し込みました。更に上から絵の具を垂らして竹串で混ぜてみたり、色砂・ビーズ・グリッターなどを入れてみたり、石膏がだんだん硬化していく様子を実際に目や手で感じながら遊んでいる内に、素敵なオブジェが出来上がりました。


幼児・小学生クラスはケースの内側に絵の具で模様を描き、その中に石膏を流し込みました。

いつもなら硬化するまで放置する所を、今回は最初に積木で遊んだように「転がす」という動きを与えてみました。
幼児はたくさん転がしたり、大事に抱えたり、はたまた放置してみたり…そうして出来上がった作品は、その子のやり方によって出来上がりの形が一人ひとり変化した、ユニークなものとなりました。
小学生は予め筒状の作品をみせ、まずは素材や作り方を一緒に考えていきました。作り方を当てるのがなかなか難しかったようで、ケースの中央に何か別の円柱型のものを入れる・内側の側面に石膏液を塗るなど色々な予想が出ましたが、「ケースにある動きをさせると…」というヒントで、転がすという答えにたどり着けました。どのクラスも、使う素材も基本的なやり方も同じでも、各々の動きの個性で面白い作品がたくさん生まれた活動となりました。


 

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