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活動報告 平面造形: 2020年7月

波段ボールのモザイク版画

親子幼児クラス 造形 集団制作小学生クラス 造形 個人制作 2020年7月3週目
 
正方形と直角二等辺三角形の素材を使い、組み合わせて描くことで、2つの形の関係性、秩序ある模様からできる美しさを体感できるよう活動しました。
 
親子幼児クラスは、正方形と、それを半分に切った形をした三角形のモザイクを見せ、見立て遊びをしたり、二つの形を組み合わせてお部屋に戻したりして遊びながら、三角と四角とじっくり触れ合いました。
続いて登場したのは、もっと大きな、波ダンボールでできた三角と四角です。「この三角と四角のお家はどこだろう?」机の上に広げられた紙を見て、三角が二つすっぽり入るマス目が書いてあるのを見つけた子どもたちが、「ここに入るよ!」と教えてくれたので、そのマス目に沿って三角と四角を貼っていきました。三角と四角がお家に帰ったら、色のついたローラーで色を付けていきました。「ローラー列車を走らせよう!」や「三角にご飯を食べさせよう!」など、子どもたちはそれぞれの感性でストーリーを描きながら、彩色を楽しんでいたようでした。最後に、彩色した波ダンボールの上に障子紙をかぶせて、その上に乗ったり転がったりして遊んだあと、障子紙を外すと、三角と四角の版画の完成です。浮かび上がった三角と四角の縞模様を見て、「しましまだ!」と驚き喜んでいるようでした。


小学生は、幼児クラスの作品を見せ、どうやって作ったか、どんな特徴があるかを考えてから、1人1枚板を渡し、その中に自分で切った三角と四角を構成していきました。
 
波ダンボールの目の向きを変えるだけで模様が変わることや、三角と四角の形を組み合わせることで新しい形が見えてくることなどに子どもたち自身で気づいて、目の向きや三角と四角を並べる位置など試行錯誤を重ねながら作品を作っていきました。版画も、重ね刷りしたり単色刷りしたり、好きな色を作ったり、自分の作品のイメージに合わせて自分たちで選びました。限られた形で表現する難しい活動でしたが、その中で子どもたちの工夫がみられ、同じ形を使っていても、それぞれの個性が光る作品に仕上がったと思います。


 

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