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講師スタッフブログ 子育てのコラム: 2020年1月

育児書との付き合い方 必要?不要?

スタッフブログはじめに

アトリエでは子育ての様々なご相談が寄せられます。

活動中のお子さまは、ご家庭や園 学校とは違う面をみせる場合があります。

またお子さまと長く寄り添う中での"成長"の視点から、さらに保護者の方の教育感も踏まえてお話しさせていただいております。

しかし中にはどのお子さま保護者ご家庭にも当てはまるご相談もあります。そういった一般論的なご相談ご質問に案内します。

 

育児書との付き合い方 必要?不要?

漠然とした不安 差し迫った困りごとなどで育児書に手が伸びます。

しかし育児書をお読みなって、余計悩みが深くなったり、育児の自信を失われたりする方がいらっしゃいます。

育児教育にどんな子ども家庭にも当てはまる正解はありません。絶対的な正解がないから難しい(逆におもしろい場合も)ものです。

 

1.専門家いわゆる机上の先生がお書きになったもの

分析してパターン分けするだけで答えはありません。お腹が痛い原因が分かっても具体的な治療がなければ役にたちません。

『うちの子どもは反抗期に入っているのに反抗しません。』 それでいいじゃありませんか?これからかもしれないし、これからもない場合も多いです。

(ちなみに反抗期がない子の成長に問題はありません。)

『反抗期なのはわかっているのですが、言うことをききません。』 親として反抗期だからしょうがないでは済まない場合も多いです。

 

2.自分の子育ての体験記的なもの

人の成功体験は羨ましくはありますが、それを真似れば同じく育つほど人間は単純ではありません。(あまりありませんが、失敗体験についてもそれの逆をすれば成功するのかといえば、当然そうなりません。)

一部だけも真似ればとも思いがちですが、成功した人の考える成功した秘訣が本当に成功の秘訣であるとは限りません。さらに本の執筆時には、人様に羨ましがられる子どもでも将来は全くわかりません。

 

3.親の考え方を改めようといったもの。

上の1と2は、読んで役立たないで、な~んだで終わりますが、これは子育ての自信を失いかねません。

『まず親である自分の自己肯定感を高めよう!』と言われても、子どもを育てる年まで生きてきて、急に性格や人生観を変えよと言われても変わりません。変わるとしても変わるうちに子どもは育ってしまいます。自己肯定感の低い人に育てられた子が、すべてダメってことは全くありません。

親が100人いれば、人生は100通りで、子育ても100通りです。

 

4. 現場で指導している先生がお書きになったもの

1~3よりは役立つものがあります。玉石混淆ではありますが。できそうな部分だけ実行しても効果や意味のある場合もあります。

しかし親と子どもの関係性で、実行するのは難しいことも多いです。だからこそ我々含め専門の指導する人間が存在するのですが。

 

育児の困りごとは、ご自分の親との会話が手助けになる場合があります。

親から見て困った個性は、その親や親の兄弟も小さいころそうであった場合が多いものです。解決する方法のヒントや心の持ち方の参考になる場合があります。


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